先日の社会の実力テストで、人生で初めて(?)「平均点以下」を取った娘さん。
ものすごくショックを受けていたのですが、母親としてはつくづく「よい薬だった」と思っています。
実は、テスト勉強のやり方が甘いことに、私は気づいていました。
テキストを2周か3周していたものの、できなかったものを「覚え切る」というところまでには達していなくて、知識としては穴だらけだったから(笑)
それじゃぁ、社会の点数は取れませんよね。
なので、このままだときっと悪い点数だろうなぁと思いつつ、色々反省する材料にしてほしかったので、必要以上には口出しをしなかったのです。
でも、まぁ、小学6年生に一人で反省しろ、というものまだ早いかな?と思ったので、テストの失点分析は一緒に行いました。
そして、「解くだけじゃ暗記できていない」という当たり前のことに気づき、「暗記不足だった」ということが身に染みて分かった娘さん。
勉強面での良い反省になったようです。
さて、その悪いテスト結果ですが、勉強面で反省をする、ということ以上に、娘が学んだことがありました。
それは、「テストで悪い点数を取ったお友達が、どんな気持ちなのか」
これは、ショックが落ち着いた後に、娘が話していたことなのですが、
テスト返却の時、お友達に「何点だった~?」と聞かれたそう。
お友達は、本当に悪気がなくて、無邪気に聞いてきたようです。
普段の小テストの点数は良い娘だからこそ、まさか平均点を切っているなんて思っていなくて、何度もしつこく聞いてきた、と。
でも、娘は、ものすごく嫌だった、と。
中学受験をする子だと、否が応でも、難しいテストを受ける機会が多く、色々な場面で、悔しい思いや恥ずかしい思いを経験することが多いと思います。
でも、娘の場合、テストは学校だけです。
なので、親としては、自信を持つのは良いことだけれど、決して「驕る」ことのないよう、注意して子育てをしてきました。
常日頃から、
「勉強ができるからといって、それが『偉い』わけじゃない」
「走るのが早い、水泳が得意、絵を描くのが得意、と、勉強が得意は同列。得意なものが違うだけ」
「得意なものが違う人が色々いるから、世界はうまく回っている」
そんなことを娘に伝えてきた我が家。
今回のテスト結果、娘はいろいろと感じることがあったようです。
人は、傷つかないと、本当の意味で他人の痛みが分かる優しい子には育たないんでしょうね。