おはようございます!

 

未来志向型 経営戦略コンサルタント

渡邉ひとしです。

 

『SDGs』への取り組みは

もう始めていますか?

 

サステナビリティ(持続可能性)社会の

実現に向けた取り組みは待ったなし。

 

日本を代表するSDGs企業の

500社を初公表する……と題して

 

週刊『東洋経済』が

国内の企業ランキングを掲載しました。

 

自動車業界などは

『気候変動に具体的な対策を』という

『SDGs』の13番目の目標達成のため

 

2030年までに新車販売に占める

電動車の割合を6割にするという

 

<国際エネルギー機関>の提言を目標に

取り組んでいくことになります。

 

しかし

『SDGs』への取り組みは

自動車業界だけではありません。

 

『SDGs』の17の目標は

すべての業界に当てはまる取り組みです。

 

SDGsビジネスコンサルタントとして

会社経営に『SDGs』を導入する

活動をしていますが

 

じつは

すでに日本企業の多くは

『SDGs』の取り組みをしています。

 

自分たちで気が付いていないだけで

会社経営の中に組み込まれています。

 

それだけでなく……

 

大企業よりも中小企業の方が

『SDGs』の取り組みのメリットが

大きいことをご存知ではありません。

 

中小企業も大企業も

日本の市場に於いては

 

同じ『外部環境』のもとで

懸命に営業活動をしています。

 

大企業の課題や

経営手法を観察することで

自社の経営に活かしてください。

 

今日の企業事例は第448話

<大王製紙>です。

 

 

(*写真はイメージです)

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衛生用紙では国内シェアトップに

 

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1943年5月に

<四国紙業>ほか14社が合併して

<大王製紙>が設立されました。

 

1956年4月に

<銅山川製紙>を買収しました。

 

1962年5月に

会社更生法の適用を申請しました。

 

1979年4月に

ティッシュペーパーの

『エリエール』の販売を開始しました。 

 

1983年6月に

<名古屋パルプ>を買収しました。

 

2011年3月に

ペットシーツの『エリエール Elulu』の

販売を開始しました。

 

2013年4月に

経営再建の一環として

子会社の28社を再編しました。

 

2016年に

セルロースナノファイバーの

パイロットプラントを稼働しました。

 

2019年12月に

民事再生法適用を申請した<千明社>の

民事再生スポンサーとなりました。

 

 

 

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<大王製紙>のビジネスモデル

 

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2019年11月に

エリエールブランド『イーナ』シリーズの

販売を名古屋など一部地域で始めました。

 

外箱がなくフィルムで包装した

『ソフトパック』と呼ばれるティッシュで

 

脱プラスチックの流れを受け

植物原料由来の素材を包装材に使い

 

持ち運びしやすい利便性もあって

消費者の支持が広がっており

関東以西でも順次販売します。

 

2020年2月に

ブラジルの<サンテル>を<丸紅>と

共同で子会社化すると発表しました。

 

人口増と経済成長が続くブラジルの

衛生用品市場は世界第4位の規模で

 

過去5年間で

年率5%台の伸びを維持しています。

 

2020年2月に

トルコの衛生用品メーカーである

<ウゼン>を買収すると発表しました。

 

新興国を中心に成長が期待できる

紙おむつ事業などの拡大を急ぐ考えです。

 

2020年3月に

『エリエール+Water』の

ソフトパックを発売しました。

 

ソフトパックのティッシュの発売は

2例目で保湿タイプでは初めてです。

 

2020年3月に

トイレットペーパーが店頭で

品薄状態になりました。

 

誤った情報がSNSで拡散したことで

消費者が買い溜めしたためです。

 

主要工場はフル稼働状態で

一時的な注文の集中に物流が

対応しきれていませんでした。

 

2020年4月に

段ボール原紙の輸出を

強化する方針を表明しました。

 

主力の三島工場の製造装置を刷新し

商業運転を始めました。

 

ネット通販の拡大などを受け

中国や東南アジアなどで

 

中長期的な成長が見込める

段ボール向け市場を開拓する考えです。

 

中国は環境保全のため

段ボール原紙の原料となる

古紙の輸入を規制しており

 

製紙メーカーが供給する

段ボール原紙の需要が高まっています。

 

2020年4月に

新型コロナウイルスの感染拡大を受け

マスクの生産を始めると発表しました。

 

医療機関や介護施設向けに

5月中にも出荷を始めます。

 

月間400万枚から生産を始め増産後は

個人向けにも供給していく考えです。

 

2020年5月に発表した

『2020年3月期』の連結決算は

純利益が前期比4.1倍と過去最高でした。

 

チラシなど印刷用紙の

販売数量は減りましたが

 

2019年から実施した

10~20%の値上げが維持され

利益を押し上げました。

 

デジタル化の流れで

印刷用紙の需要が減り

洋紙の販売数量は減りましたが

 

トイレットペーパーや

ティッシュの販売が好調でした。

 

「洋紙から包装・梱包用の紙へ

シフトする取り組みや

コスト削減策が実を結んだ」

 

と<大王製紙>の

阿達敏洋副社長は述べています。

 

2020年5月に

ペーパータオルの生産設備を

増設すると発表しました。

 

新型コロナウイルスの感染拡大で

人々の衛生面の意識が向上し

家庭向けの需要が増えているため

 

愛媛県の三島工場に

ペーパータオルの原紙を生産する

機械と加工設備を導入します。

 

2020年6月に

耐水性と耐油性がある高密度の

厚紙の販売開始を発表しました。

 

プラスチックを代替する

環境負荷の少ない素材として

国内容器メーカーなどに売り込みます。

 

2020年7月に

紙製の『 I Cタグ』の販売を開始しました。

 

世界的な脱プラスチック動きもあり 

従来のプラスチックフィルムの使用を

紙素材で代替しているため

 

環境に配慮した製品として

『スピーマ エコ ラベル』を

売り込む考えです。

 

2020年7月に

三島工場でバイオマス発電の

新設備が稼働しました。

 

パルプの製造工程で発生する廃液を

燃焼させるボイラーや

蒸気タービンを新設し

 

化石燃料への依存度を下げて

二酸化炭素の排出量を抑えながら

売電という収益源を獲得する狙いです。

 

2020年8月に

セルロースナノファイバーの利用範囲を

自動車の外装全体へ拡大と発表しました。

 

紙の原料であるパルプを

ナノメートル単位に

細かく解きほぐしてつくり

 

強度は鋼鉄の約5倍で

重さは5分の1まで軽量になります。

 

2020年12月に

若林頼房常務が2021年4月1日付で

社長に昇格する人事を発表しました。

 

「業績が好調な段階で

1つの区切りとして退任という形をとる」

 

と佐光正義社長は述べましたが

代表権のある会長に就任する予定です。

 

2021年3月に

2022年をめどに中国での

生理用品事業への参入を表明しました。

 

中国でシェアの高い高価格帯の

ベビー用紙おむつのブランド力を生かし

都市部の富裕層向けに販売する狙いです。

 

20201年5月に発表した

『2021年3月期』の連結営業利益は

前年対比20%増でした。

 

売上高は8期連続の増収を確保し

過去最高を更新しました。

 

国内製紙大手6社の

『2021年3月期』の連結決算は

<大王製紙>のみが増収増益でした。

 

2021年6月に

『プラスチック資源循環促進法』の

新法が成立しました。

 

小売店や飲食店で

使い捨てのストローやスプーンなどの

削減が義務づけられますが

 

すでに<王子製紙>は

耐水・耐油性を高めた厚紙を開発し

 

大手カフェチェーンでの

マドラーの採用が決まっています。

 

 

 

 

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『なぜ、未来志向型経営なのか?』

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『なぜ、大企業の事例が参考になるのか?』

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