ときおり

「大企業のビジネスモデル」なんて

 

中小企業にとっては

全く意味のない事例じゃないか?

 

そんな言葉を聞くことがありますが

本当にそうでしょうか?

 

たしかに

社員数や資本金だけでなく

売上や利益の額も桁違いに違います。

 

でも冷静になって

すこし考えてみましょう。

 

たとえば

日本国内だけで考えてみると……

 

大企業も

中小企業も

個人事業主も

 

同じ「外部環境」のもとで

営業活動や経営をしていることになります。

 

ここで「外部環境」について

概要をおさらいしておくと

 

会社を取り巻く様々な環境のことを

「外部環境」と呼んでいます。

 

(1)「社会」や「政治」を俯瞰する視点

 

(2)「業界」や「市場」を俯瞰する視点

 

(3)「顧客」や「個客」を把握する視点

 

の3層(高、中、低層)に分けることができ

それぞれに見るポイントが異なります。

 

いかがですか?

 

これら外部環境の中に存在している会社に

大・中・小という企業規模は

あまり関係ないと思いませんか?

 

むしろ「大企業」だから

外部環境の変化への対応に

不利な点も幾つか存在しています。

 

たとえば

社員数が多いため

営業所などが広域のため

 

「会社の変革」を周知徹底させることは

それほど容易ではありません。

 

ましてや

歴史の長い企業であれば

独特の企業風土がはびこり

 

「会社の変革」に反対する

抵抗勢力も半端ではありません。

 

つまり

大企業にとって困難であっても

中小企業にとって優位なことは

 

「軌道修正」や「企業改革」などへ

舵を切ることが

大企業ほど難しくないということです。

 

さらに

『先行き不透明な時代』

『100年に一度の大転換期』と言われ

 

経営の舵取りが難しい時代の中で

「転換のスピード」は

 

難しい時代の中で生き残るための

「会社経営の鍵」とも言えます。

 

大企業の

「置かれている状況」や

「対応策の結果」などを観ることで

 

いち早く

自社の経営を見直し

対策を講じることが可能になるのです。

 

他社(大企業・中堅企業)の経営状況や

ビジネスモデルを参考にして

自社の経営にご活用いただき

 

「未来志向型の経営」を構築して

健全企業へと昇華していただくことを

心より願っております。