こんにちは。
渡邉ひとしです。
企業事例[第348話]のテーマは
「携帯電話など新事業への取り組み」です。
(*写真はイメージ写真です)
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電子商取引のプラットフォーム事業
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1997年2月に
株式会社<エム・ディー・エム>を
設立しました。
1997年5月に
「楽天市場」を開設しました。
1999年6月に
株式会社<エム・ディー・エム>の商号を
<楽天>株式会社に変更しました。
1999年9月に
インターネットオークション事業である
「楽天フリマ」を開設しました。
2000年12月に
株式会社<インフォシーク>を買収して
完全子会社化にしました。
2001年8月に
中古品販売・買取サービスである
株式会社<ビズシーク>を買収しました。
2001年9月に
株式会社<フープス>を買収して
完全子会社化にしました。
2004年9月に
株式会社<あおぞらカード>を買収して
完全子会社化しました。
2004年10月に
株式会社<楽天野球団>を設立しました。
2005年6月に
<国内信販>株式会社を買収して
子会社化しました。
2010年3月に
<イーバンク銀行>の完全子会社化と
<楽天銀行>への商号変更を発表しました。
2012年7月に
社内公用語を英語化しました。
2016年9月に
フリマアプリ「フリル」を運営する
株式会社<Fablic>を買収しました。
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<楽天>のビジネスモデル
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<楽天>グループは……
「インターネット事業」のほかに
「金融サービス事業」「その他事業」という
3つの事業を展開していますが
2018年1月に
<楽天カード>が<三菱UFJニコス>を抜き
初めて首位になったと表明しました。
「2017年4~9月期」の取扱高が
提携カードを除いた取扱高で
3兆円程度になりトップに立ちました。
取扱高を伸ばしている最大の要因は
大量のポイント付与ですが
2016年にはグループ全体で
年間総額2000億円分の
楽天ポイントを利用者に付与しました。
<楽天カード>の穂坂雅之社長は……
カード代金をポイントで支払えるようにする
構想も明らかにするなど
『楽天経済圏』を広げる考えです。
同じく2018年1月に
<朝日火災海上保険>を買収すると
発表しました。
2013年に生命保険に参入済みで
<野村ホールディングス>の傘下である
<朝日火災海上保険>を買収すると
生命保険と損害保険の両方を
手掛ける体制になります。
約9300万人の楽天会員のデータを活用し
家族構成や生活パターンに合わせて
条件をきめ細かく設定可能な
保険商品などを開発する狙いです。
2018年2月に
「IoT」を活用した
民泊の運営支援サービスを始めました。
施設に設置したタブレットなどを
ネットワークでつなぐことで
宿泊者の本人確認や鍵の受け渡しを
スムーズにできるようにします。
民泊運営業務の負荷を減らすことで
旅行者を受け入れる施設を増やす狙いです。
民泊運営支援の<SQUEEZE>と組んで
「あんしんステイIoT」を始めました。
2018年3月に
韓国の<ヤノルジャ>と民泊分野で
業務提携すると発表しました。
開設予定の仲介サイトに掲載する物件を
韓国で旅行予約サイトを運営している
<ヤノルジャ>の利用者も
予約できるようにして
訪日旅行者の需要を取りこみます。
2018年4月に
<楽天>は<ビックカメラ>と
家電販売サイトを開設しました。
<楽天>の三木谷浩史会長兼社長と
<ビックカメラ>の宮嶋宏幸社長が
そろって出席した記者会見では
独自商品の開発や物流でも
協力を進める方針を明らかにしました。
共同出資会社が運営する「楽天ビック」は
ターゲットを絞り込んだ白物家電を中心に
約60万点の商品を取り扱います。
「楽天ビック」の特徴としては
◎「オンラインとオフラインの連携」
◎「設置、配送サービス」
◎「競争力のある価格と幅広い品ぞろえ」
という3点を掲げています。
2018年9月に
コンドミニアム型民泊施設の
運用代行を始めると発表しました。
長期滞在を希望する訪日外国人などの
リビングやキッチンを備えた
コンドミニアム型民泊施設の需要を
見込んでいます。
2018年11月に
<KDDI(au)>と業務提携すると
発表しました。
<KDDI>はスマートフォン決済で
<楽天>が持つインフラを活用するとともに
ローミング(相互乗り入れ)契約も結び
2019年秋に携帯事業に参入する
<楽天>に通信設備を貸し出します。
携帯電話の基地局の整備には
コストと時間がかかりますが
開始当初から全国でサービスを
提供できるめどが付きました。
2019年1月に
<日本郵便>と連携して
匿名配送サービスを始めると発表しました。
フリマアプリ「ラクマ」で
個人情報を明かさずに取引できます。
2019年2月に発表した
「2018年12月期」の連結決算は
純利益が前期比29%増でした。
クレジットカード「楽天カード」の
会員基盤の拡大で手数料が伸び
フィンテック事業が好調で
売上収益(売上高)は17%増で
1兆円を超えて過去最高を更新しました。
2019年5月に
米国の<The H Collective>と
共同出資会社を設立すると発表しました。
映画制作・配給会社である
<The H Collective>に出資し
日本での映画配給を手掛けます。
2019年6月に
<楽天>と<西友>はドローンで配送する
実証実験を始めると発表しました。
7月から神奈川県内の<西友>の店舗と
無人島をドローンが行き来します。
同じく2019年6月に
ロボットによる無人配達サービスの
課題を洗い出す協議会を立ち上げました。
<楽天>のほかに<日本郵便>
<ヤマトホールディングス><ZMP>
<警察庁><国土交通省>や自治体なども
加わりルール整備に向け協議します。
ネット通販の普及に伴い
国内の宅配便の取扱数は
増加が続いている一方で
トラック運転手の有効求人倍率は
約3倍で推移しており
深刻な人手不足が続いています。
『省人化』などの物流の効率化が
深刻な課題になっています。
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株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役
未来志向型経営コンサルタント
愛知産業大学 非常勤講師
中部大学 非常勤講師
渡邉ひとし
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〔投稿内容〕
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新聞などの公開情報に基づいた記述です。
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