こんにちは。
渡邉ひとしです。
企業事例[第346話]のテーマは
『「作り手視点の発想」を変える』です。
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Merchandising Organizing System
が社名の由来だった
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1972年3月に
東武東上線成増駅前の名店街の地下
2.8坪の実験店をオープンした後に
1972年7月に
<モス・フード・サービス>を
設立しました。
1973年11月に
フランチャイズ第1号店になる
愛知県の「新瑞店」をオープンしました。
1984年6月に
<モスフードサービス>へと
商号を変更しました。
1988年8月に
<なか卯>と資本提携しました。
1989年12月に
ハワイにアメリカの1号店になる
「カラカウア店」をオープンしました。
2004年2月に
緑モスの1号店になる「新橋二丁目店」を
東京にオープンしました。
2008年2月に
<ダスキン>との資本業務提携を
発表しました。
2010年2月に
中国本土の1号店になる
「思明南路店」をオープンしました。
2012年2月に
韓国の1号店になる
「ロッテ蠶室」をオープンしました。
2017年5月に
新POSシステムの導入で「楽天Edy」の
決済サービスを開始しました。
2017年7月に
新POSシステムの導入で交通系ICカードの
決済サービスを開始しました。
社名の「MOS」の由来は
創業者・櫻田慧氏が起こした会社である
<Merchandising Organizing System>
の頭文字であり
<モスフードサービス>の設立時に
この社名を使うことを決めました。
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<モスフードサービス>のビジネスモデル
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ここ最近は大豆から作る疑似肉の
「大豆ミート」が広がっていますが
低カロリーで健康的であることと
味や食感などが本物に近い商品が
増えていてことが受けている理由です。
2015年から<モスフードサービス>は
新たにメニューに加えていて
現在ではタマネギやセロリや
レンズ豆などを混ぜ合わせ
肉のような食感を再現しながら
さっぱりとした味わいの
8種類を提供しています。
女性客に限らず肉が苦手な人や
健康を意識している人に好評です。
2018年1月に
100万食の数量限定で
「名古屋海老フライバーガーレモンタルタル」を
全国のモスバーガー店舗(一部店舗除く)で
復活販売しました。
「ご当地創作バーガー決戦」の商品として
昨年販売して人気を集めましたが
発売日から約2週間で予定販売数量の
100万食を売り上げて
販売終了となっていました。
今回は
お客様からの復活要望に応える形での
100万食の数量限定販売になりました。
2018年3月に
「2020年3月」までに国内の全店を
全席禁煙にすることを表明しました。
全店舗数の1344店のうち
全席禁煙の店舗は約50%にとどまっていて
改装を実施して順次切り替える考えです。
家族客を中心に
嫌煙客が増えていることを考慮して
全席禁煙を決めました。
2018年5月に
<亀田製菓>が<モスフードサービス>の
「テリヤキバーガー」をイメージした
期間限定商品を発売しました。
<亀田製菓>が<モスフードサービス>の
商品をイメージした「亀田の柿の種」を
発売するのは今回が初めてになります。
2018年7月に
販売する曜日を金曜日に限定した
ハンバーガーを発売しました。
他の商品よりも価格の高い500円台で
普通のハンバーガーの2倍近い重さがあり
「1週間のご褒美」として
毎週金曜日に食べてもらう狙いです。
2018年8月に
スマートフォンでの事前注文のシステムを
7月に改良したことを表明しました。
名前や電話番号の登録が必要な
会員にならなくても注文できるようにして
プリペイドカードに加え
クレジットカードによる事前決済にも
対応できるようにしました。
改良前に比べて直近の売上高は20%増えて
来店前注文での事前決済比率も
10%程度上昇しました。
注文から受け取りまで時間がかかるという
お客様の不満解消につなげています。
2018年9月に
ご当地バーガー2種を11月中旬までの
期間限定で発売しました。
全国のスタッフから地元のおいしい食べ物を
ハンバーガーにアレンジするアイデアを募り
2651件のアイデアの応募から
審査を重ねて商品化しました。
<モスフードサービス>の
中村栄輔社長は……
「地域の食を大切にした
キャンペーンが根付いている」
「地域に親しまれる店作りが欠かせない」
と述べています。
2018年12月に
高齢者が活躍できる職場環境の整備が
進み始めたことを表明しました。
これまでの注文を受けた商品を入力する
POSレジのタッチパネル画面の文字が
小さくて見えづらいという問題を
新たにPOSレジに搭載された拡大表示機能で
従来より文字が大きく太字で表示することで
解決しています。
画面の情報が減らないようにするため
商品名を略称にしました。
高齢者が働きやすい環境を整えることは
女性や外国人にとっても
働きやすい職場環境になります。
2019年1月に
<モスフードサービス>の中村栄輔社長は
「作り手視点の発想」を変えると述べました。
食べ方や好みは少しずつ変化していて
環境の変化に合わせた商品作りを
今まで以上に心がけ
「丁寧に作った商品という原点を忘れない」
という今までの考え方を守りながら
ブランド力を再構築して
来客増につなげると誓っています。
同じく2019年1月に
持ち帰り用のフォークやスプーン類を
プラスチック製から
紙製に変えると発表しました。
2020年までに対象となる直営店の
約250店で実施する考えです。
2019年4月に
タイの事業主とパートナー契約を結び
タイの店舗数を
5年で45店に増やすと発表しました。
2007年に進出しましたが
店舗数は8店舗と伸び悩んでいたため
合弁により出店を加速させる考えです。
2019年6月に
フィリピンの大手製粉会社と
合弁会社を設立すると発表しました。
大手製粉会社<ゼネラルミリング>の子会社
<トーキョーコーヒーホールディングス>と
8月に合弁会社を設立する予定です。
2019年度内にマニラ周辺に開業して
2027年までに50店の出店を目指します。
フィリピンは人口1億人を超え
平均年齢も24歳と若いため
欧米風の食事に慣れた
若い客層の取り込みを狙います。
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株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役
未来志向型経営コンサルタント
愛知産業大学 非常勤講師
中部大学 非常勤講師
渡邉ひとし
E-mail:mirai-design@ogaki-tv.ne.jp
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