日本発祥のハンズオン(手のひら)療法であるレイキを、アメリカで広めた日系アメリカ人女性「高田ハワヨ」さんが伝えるレイキの本を読んでいるのですが、高田さんの幽体離脱体験が載っていましたのでご紹介致します。
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ハワイに自身のレイキヒーリングの事務所を構えてから1年以上過ぎたころ、父親と夕飯を食べ、妹の自宅に泊まっていた時の事です。
夜中と明け方の真ん中位の時間にふっと目が覚めたら、身体が宙に浮いていたそうです。 身体は浮いたまま移動し、閉まっているドアをすり抜けてリビングルームの方へ来てしまったので恐ろしくなり、大声で妹に助けを呼んだとの事。
ハワヨさんの肉体に異変を感じた妹の旦那さんが、急いでお医者様を呼んだそうですが、お医者様が来た時のドアを閉める大きな音でハワヨさんは突然肉体に戻ってくることが出来たとの事でした。
この体験をしている最中に、高田ハワヨさんはもう自分の命は終わるのかと、今までのやり残したことなどで頭がいっぱいになったそうです。
肉体に戻った彼女は、お医者様に自分の体験を説明したそうですが、お医者様は
「このような現象は聞いてはいたものの、実際に目の前で起こるのは初めてだ」
と言ったとのこと・・。
この体験以降、高田ハワヨさんは人々の心の声が聞こえるようになり、数か月後には遠くにいる人の声や姿が鮮明に聞こえたり、見えたりするようになってしまったそうです。
この声や姿は全て、助けを求める人々のもので、性格上人から助けを求められて放っておけないタイプの彼女は、最終的に(声が聞こえないように)クロゼットの中から出られない状況になってしまったそう・・。
そこで、彼女はレイキの師である日本人の林忠次郎先生に相談したのですが、林先生は
「(レイキをしていく事で)肉体やエネルギーのシステムが整い、元々持っていた能力が強くなったもの。 今後ももっと鮮明に強力になるだろう。 あなたは今、ここでヒーラーとして生きるか、透視能力者として生きるか決断しなければならない」
( ↑ まさかの究極の選択!? )
と言ったそうです。
高田ハワヨさんは、ここでヒーラーとして生きる道を選び、その後声は聞こえなくなり、夜もぐっすり眠れるようになりましたとさ・・ めでたしめでたし。
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これを読むと、高田ハワヨさんの体験は体外離脱ではなく、エーテル体で肉体を離れる「幽体離脱」の方だとわかります。 実際に自分の姿を見ている事と、このまま死んでしまうのでは?と心配する辺りもそれっぽいです。
高田ハワヨさんは、この体験から「透視能力(クレヤボンス)が身についた」とありますが、実際に幽体離脱や体外離脱をする事で透視能力が身につくのかどうか・・気になります。
色んな意見があると思いますが、私の見解では、「ナシ」です。
大きい意味では「アリ」なのかもですが、実際に未来が見えたり、声が聞こえたりする事は離脱体験とは関係ないと思っています。
私も、高田さんと同じように「人の心の声」が聞こえてしまって仕方のない時がありました。(と、言っても私の場合は突然起きて1-2分でおさまります)
未来が見える事はありませんが、鏡の中に未来の自分が映った事もありました。
でも、こんな時はどちらかというと精神不安定な状態・・弱っている状態だったと思います。 そして、こういう体験が更に自分を弱くしていくので相乗効果で悪化していきます(笑)。
また、当時スピリチュアルを小馬鹿にしていた私にはこの位の事をしないと認めなかっただろうし、認めた後もエゴが大きかったので、あちら側でも小娘を色々と痛い目に合わせる必要があったのだと思います。
こんな風に、望まない「クレヤボンス」が一時的に身につく事があるようですが、一般的に「透視カウンセラー」として透視をしていらっしゃる方の力は、こんな型での不健康なクレヤボンスではなく、もっとキラリとした輝く力なのだと、実際にお会いして感じる事が出来ます(私が知っていて、実際にお会いした事がある方は一人です)。
きっと、高田ハワヨさんは当時色々な時期を迎えていらっしゃって、幽体離脱と望まない透視能力(クレヤボンス)を一緒に体験してしまったのではないでしょうか。
今度は時間を見つけて、前述の「大きい意味ではアリ」に焦点をあててみたいと思います。
キラリと輝く方の力(透視能力)は、きっとこちらの大きい意味の方で成長する事によって身に着いてくる力だと、私は信じています☆
離脱をどう、クレヤボンス能力向上に結び付けられるか等々、興味のある方がいらっしゃいましたら参考にして頂ければ幸いです~。