宙組10代目トップスター・桜木みなとさん、愛称ずんちゃんの宝塚大劇場お披露目公演に、夫と2人で行ってまいりました!

 夫と観劇に行くのはこれで4度目になりますね。

 夫の初観劇は真風涼帆さん退団公演の『カジノロワイヤル』だったんですが、そこで3番手だったずんちゃんがとっても印象的だったようで…。

 スカイステージの番組で普段化粧のずんちゃんを見ながら、「俺はずんちゃんを見ていると、可愛い男の子に恋したような、変な気持ちになってしまう」と見たことない照れ顔で言ったりしてました爆笑爆笑


 そんなずんちゃんのお披露目公演を語る前に、少しだけ書きたいことが…。

 先月から、昨年の宙組特別公演の『ル・グランエスカリエ』がスカイステージで放送されているのですが、何度観ても本当に素晴らしい公演でしたね…!!

 その中でも最たる美しいシーンは、トップスター芹香斗亜とトップ娘役春乃さくらのデュエットダンスでした。

 宝塚で1番好きなデュエットダンスは?ときかれたら、迷わずこのデュエダンと答えるでしょう。

 キキちゃんの、さくらちゃんを見つめる眼差しの優しさ。恋人の顔を覗き込む少年のような仕草は、ときめきを通り越して胸が痛いほど。

 さくらちゃんがまた、やっと出会えた恋人を見つめるように熱くキキちゃんを見つめて、一緒にいられる瞬間を噛み締めるように幸せそうに微笑むんですよ。

 あんなに美しいものがこの世にありますか泣泣

 宝塚のデュエットダンスって、本当に素晴らしい。

 同時に、トップスターにとって、相手役の存在って本当に大きなものなんだなぁ…と、このデュエダンを見て改めて感じました。

 デュエットダンスがないショーも中にはありますが、私は絶対に見たいですね、トップコンビのデュエダンは。



 さぁ、ずんちゃんのお披露目公演、『PRINCE OF LEGEND』『BAYSIDE STAR』です!!





 お芝居の『PRINCE OF LEGEND』は、学園ラブコメディですね爆笑

『花より男子』とか『イケメンパラダイス』みたいな感じかな〜と思ってたら、やっぱりそんな感じでした(笑)

 これはもうね、作品の説明はできないです(笑)

 とにかく、さくらちゃんが演じる普通の女子高生・成瀬果音が、ずんちゃんをはじめとした6人のイケメン(作中ではなぜか王子と呼ばれる)から求愛(いろんな思惑が絡むんですが)され、そこに学園の理事長が乗っかって、伝説の王子選手権が開催されるという…。

 そんなお話なんです。


 これは40代夫婦に刺さるのだろうか…とやや懸念していたのですが、案の定、なかなか物語に入っていけず…(笑)

 ずんちゃん演じる天然ピュアなセレブ王子朱雀奏。

 宙組に組み替えしてきた水美舞斗さん(愛称マイティー)演じるワイルドなヤンキー王子京極尊人。

 鷹翔千空くん(愛称こってぃ)演じるなぜか着物姿の生徒会長王子綾小路葵。

 ほかにもいろんな王子たちが、天涯孤独で親の借金を返すためにバイトを掛け持ちしながら1人で生きている果音に、ぐいぐい好意をぶつけるんですが、見ていてだんだん果音のことが可哀想になってきてね泣

 君たち、果音のことが好きならもう少し彼女の気持ちを考えたらどうだい?と言いたくなる煽り

 突っ込みどころはそれだけではなく数限りなくあるのだけど、きっと深く考えてはいけないこのストーリー(笑)


 そんなドタバタコメディなので、場面転換の回数もすごかったですびっくり

 背景のセットが出ては引っ込み、また出ては引っ込む。このタイミングを完璧にするまでに、裏方さん達はどれだけの努力を重ねたのだろう。

 舞台は本当に汗と涙の結晶ですよ泣


 そして、気になった宙組生さん達ですが…。

 まず、雪組から組み替えになった娘役の愛すみれさん。娘役なんですが、男装?の理事長役をされています。

 真っ黄色のカツラに奇抜なメイク。ドラァグクイーン2人と軍服の美少年2人を従えた人外的なビジュアルの理事長が忽然と舞台に現れる様はですね、そこだけ『パタリロ』を見ているような『ジョジョの奇妙な冒険』を見ているような、どんな気持ちになればいいのかわからない時間となります。

 この理事長の発案で、果音と王子たちの恋模様を巻き込んだ王子選手権が開催されます。


 同じく、雪組から組み替えになった、男役の叶ゆうりさん。成瀬果音を妹のように思っている、とってもチャラい美容師王子役。

 なんですかね、ものすごい色気でしたよ、叶さん

 宝塚の男役さんに今さら?なハナシですが、本当に女性なんですか?滝汗滝汗

 あんなねっとりした男の色気を持った女性が存在するんですか…。

 宙組の男役も色気のある人たちがたくさんいますが、叶ゆうりさんの色気はちょっと違いますね。なんか、生々しいです滝汗

 そして、声がいいですね、苦さと甘さが両方あるような、すごくいい声だと思います。


 今回はずんちゃんのお披露目ではあるけれど、たくさんの人に見せ場があって、ずんちゃんが舞台をぐいぐい引っ張る役ではなかったので、そこが物足りないような気がしました。

 ただ、初恋に翻弄されるピュアなおぼっちゃまに違和感がないって、さすがはトップスター。

 これまでいろんな悪い男の役、なんならクズ男の役もやってきて、濃厚なラブシーンを演じてきたずんちゃんが、あんな真っ白な少年を自分のものにするって、やっぱり役者なんだなぁと思います。


 そして、専科から宙組に組み替えとなり、2番手となったマイティー。

 身長はそんなに高くないのに、娘役をすっぽり包むリアル男子感。そして顔立ちが大変端正でございました。

 芝居の途中で舞台が明るくなり、客席にスターさん達が現れる演出があったんですが、離れた場所でもマイティーの彫り深い顔立ちがよく見えました。

 なんて素敵なのラブと心の中で叫びました。

 慌ててずんちゃんのいる方を見たら、もう背中しか見えませんでした泣


 さて、さくらちゃん。

 このお芝居のMVPは、王子たちに求愛される成瀬果音役の春乃さくらちゃんだと思います。

 ずっと無表情な成瀬果音。心を動かさないように自分に制限をかけて生きていることが伝わってきます。

 心を動かしたら1人で生きていけなくなる。そんな孤独な女の子を、さくらちゃんはとってもリアルに演じていました。

 かつてバイト先で恥をかいた時に奏に救ってもらい、その出来事がずっと心の支えで、密かに奏の写真を持ち歩いていて。

 その心情を歌うさくらちゃんの歌声が、なんと悲しく苦しく、こんな自分が嫌だという女の子の気持ちを表していることか。

 こんなドタバタラブコメディで、涙が出てくるとは思いませんでしたよ。

 さくらちゃん、すごいです。成瀬果音という難しい役の気持ちを、すごく理解してあげているんだなぁ、と思いましたお願い


 最終的には恋敵である生徒会長王子葵や、ヤンキー王子尊人に背中を押され、想いを伝えあうセレブ王子奏と果音…。

 あれ、私、案外このお話に感動しているのかな?(笑)

 だって、やっぱり、主役2人が笑顔で抱き合う姿を見ると、幸せになるじゃないですかお願い

 他の王子たちもなんだかんだで可愛い子たちがいてくれてますし照れ


 最後はとってもハッピーな大団円でしたが、私はずんちゃんとさくらちゃんの大恋愛ものが見たいなぁ〜。

 ずんちゃんはピュアな役より、ギラギラの役が似合うと思うので。情熱のギラギラではなく、冷酷のギラギラと言いましょうか。可愛らしい顔立ちから人間味が削げ落ちた表情がなんとも魅力的なんですよお願い

 さくらちゃんも、心に傷や闇がある役の方が魅力が増すと思います。歌声にドラマ性がありますし。

 陽のオーラの2人が織りなすヒリヒリした恋愛ものをぜひ見たいです爆笑



 さて、帰りの車の中では、夫と感想を語り合いました。

 夫はジェンヌさんの名前をほぼ知らないので、毎回の公演の役名で話すんですが、顔と名前を一致させた方がより愛着が湧くから、顔と名前、そしてニックネームを覚えることをおすすめしました爆笑

 そんな夫が今回気になったキャラクターは、やはり愛すみれさんが演じた理事長ニヤニヤ

 演技がうまいと思ったのは、松風輝組長演じるセレブ王子のお父さんと、鷹翔千空くん演じる生徒会長王子だったそうで。

 ここで私が「課外授業で観にきてた中学生の女の子たちが、『私はヤンキー王子の尊人派〜!』とか言ってたよ!私たちもそういう会話しよう!」と無茶振りすると、夫は、「俺はあれやな、生徒会長やな!あの人はすごくいい三枚目役者や」と。

「生徒会長役は鷹翔千空くんだよ、愛称はこってぃー」と私。

 夫、こってぃーに興味を持ったようで、これまで観劇した公演では何役をやっていたか、何度も聞いてきましたニコニコ

 もっと宝塚に興味を持ってくれたら嬉しいけれど、一緒に観劇して、こうしてあれこれ言い合えるだけでも十分楽しいものです。

 宙組公演だけではなく、ほかの組の公演も積極的に観劇したいと思いましたね。チケットが取れたら、ですが(笑)