本日、2024年6月15日をもって特急やくも号で運用されていた381系電車の定期運行が終了しました。この記事では381系「やくも」の過去について振り返りながら、今後の展望も見ていきたいも思います。


  ​381系(やくも号用)の概要


(381系電車)

381系自体は1970年代に開発された電車ですが、伯備線・山陰本線の特急「やくも」号の運用を開始したのは1982年7月の事でした。

製造当初は9両編成でしたが、国鉄末期には6両編成に変更、近年は4.6両を基本として多客期には7両編成にするなど柔軟に対応していました。



  ​特急やくも号の概要


(特急やくも号の新型車両、273系)

現在特急やくも号は1日15往復岡山~出雲市間で運転されており、山陽地区と山陰地区を結ぶいわゆる「陰陽連絡」の役目を担っています。

見かけ上は岡山と出雲市を結ぶ列車ですが、東京や名古屋、近畿、四国から山陰方面へ向かう方も利用されるため、非常に重要な列車です。


1982年から40年以上381系電車が使用されて来ましたが、今年春から新型車両「273系」がデビューしており、明日6月16日からは基本的に全ての列車が273系で運行されます。

  ​381系の今後


(今後も使用される381系)

本日をもって定期運用を離脱する381系ですが、「ゆったりやくも色」の381系の一部は今後も残り、当面の間、お盆等の多客期に運行されるとの事です。

乗車チャンスはまだありますが、いつまで残るかはわかりませんので乗車したい方は早めに乗車された方が良いのかなと思います。


  ​特急やくもの今後

前述の通り、特急やくも号は陰陽連絡列車の中でもかなり利用客が多い方の列車です。しかし、273系の車両数が4両編成×11本と381系と比べ少ない状況です。こういった事もあって381系が当面残るのだと思いますが、今後の事も考えると273系増結用編成の導入をして頂きたいですね。


個人的には大阪駅まで直通する便も欲しいですが、今回はあまり言わないでおきます(笑)


  ​最後に一言


(381系 スーパーやくも色)

381系電車といえば私は「くろしお号」のイメージが強いのですが、「やくも号」といえば381系を思い浮かべるぐらいこちらも強い印象が残っています。

晩年は「国鉄色」等懐かしい塗装が復活する等、非常に楽しませて頂きました。この場を借りて鳥取県、山陰観光連盟やJR西日本山陰支社、岡山支社の関係者の方々に感謝申し上げたいと思います。有難う御座いました。


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