物事に取り組もうとするときに
完璧を目指す事は大事だと思います。
テストでも95点より100点の方が
良いですもんね。
ビジネスにおいては
元々有能な方は
100点を求めて、
取り組んでも良いと思います。
しかし、私の様に
天才肌ではない場合は
100点を求めようとし過ぎると
行動自体を辞めてしまう時があります。
昔の私は
サラリーマンとダブルワークで、
毎日3時間、ビジネスをしよう
と試みたものの、
完璧にこだわり過ぎ、
気持ちが段々続かなくなり、
挑戦すること自体を
やめてしまいました。
脳が悲鳴をあげる様に
めんどくさがって、
深く眠り込んでしまいました。
そして目覚めたときは
既に時遅し、
その日のサラリーマンの仕事に
遅刻しない様に、
出かける準備をする事で、
頭がいっぱいでした。
人間の脳は変化を嫌がります。
人の行動の90%は前日と変わらない
と言われています。
ビジネスをやらなくても
生きていけるわけであって、
それが故に、
「変わりたくない脳に」私は
負けてしまったのです。
私は元々有能な方と比べて、
普通、もしくはそれ以下の人間にも
関わらず、常に完璧を
目指そうとしたのです。
これではいつか気持ちが
途切れてしまいます。
普通の人は、100点を目指し、
100点でないから
行動すること自体を
辞めるのではなく、
50点でもよいから
前に進むことが大事です。
中国の兵法書「孫子」には、
「拙速(せっそく)は
巧遅(こうち)に勝る」という
名言があります。
拙速とは、出来が悪くても
速いことであり、
巧遅とはたくみでも遅いことですね。
つまり、完璧でなくとも「仕事が早い」
にこしたことはない
という意味です。
私の知り合いの資産数十億の
セミナー講師は
元々人前でしゃべるのが下手でした。
当時開催した
セミナーを録画した
ビデオを拝見したのですが、
目に余るものでした。
しかし彼は自分の事を
凡人と自覚していたので、
数をこなし、徹底した研究、
改善などを重ねる事で
今では1万人以上の前で
話すことが出来るようになりました。
最初から完璧な人はほとんどいないでしょう。
50点でも前に進む考え方で、
行動を継続できる様になりたいですね。
