2023.4.14(金)
ラーメン二郎 立川店
de狂った話です。
巷では空前の『普通』ブームのようですね。
まあ、中々賛否両論あるラーメン二郎のコール問題ではありますけど…
『普通』という言葉の語彙としては
「たいてい。通常。一般に。」
などと解説されているように、通常はとか一般的にはという使い方をされる事が多い気がしますよね。
従って各店舗がデフォルトに設定している仕様で提供すれば凡ゆるクレームに対しても「それがウチの『普通』なんで!」と切り返せる筈ではあると思います。
ただ、二郎のエンタメ性の極致とも言えるであろう『ニンニク入れますか?』という独特のコミュニケーションには、矢張りそれなりのローカルルールが存在しているのも事実。
典型的なのは
(ニンニクを入れる場合)
「ニンニク入れますか?」に対して二郎的ローカルルールでは、
「ニンニクで。」と答えても『普通』に通用します。
この場合、日本語的には
「はい、入れてください。」
と回答したのと同等の意味になります。また
(ニンニクを入れない場合)
「そのままで。」
が二郎での『普通』の回答となりますが、中には入れたくない人が
「無しで。」
と回答した場合、お店からは「入れるんですか?入れないんですか?」と聞き返される事もあるんですよ。
理由は、一部直系店やインスパイア店で使われている『マシ』という意味と聞き違える可能性があるからだとか。
※画像は西台二郎のインフォメーションです。
基本は入れるモノだけ、増量したいモノだけを言えば問題ないかと。
何れにしても無料トッピングはお店のご厚意で行われていると自分は思っているので、どんな結果が配膳されようと全てを受け入れて全身で味わいたいと思います‼️
さて、くだらない持論はこれくらいにして立川二郎のレポートに移りたいと思います。
先週土日勤務だったので疲れがピークに達した本日華金。サイスポ♨️で疲れを癒して向かった先は今回が5回目の訪問となるTCKW二郎。
前回から20日以上空けての訪問となります。過去の経験ですと夜の部遅い時間の方が自分的には好みに刺さる傾向にあるので期待しながら向かいます…
にしてもですよ。サイスポ♨️温泉がある所沢市の外れから立川方面へのなんとアクセスの悪いことよ…
R463から所沢市内を抜けて新青梅街道まで抜けるのに軽く75分以上かかりました。
結局お店の隣のタイムズに愛機を停めたのが20時少し前。もう閉店時間も迫る時間帯でした。
並びは駐車場の入り口までと約10人前後ですかね?
入り口付近で一旦食券を購入して再度外で待ちます。
ピットはヨシオ店主と年配の助手さん。もう大分オペレーションにも習熟された感じがして、お仕事にも余裕が覗えますね。
で、いつも突然この店主さんは話しかけてくるので大抵は驚かずに対応できるのですが、今夜は余りにも突拍子もない内容だったので流石に面喰いました。
(スマホでヤフーニュースを見ていると突然頭上から…)
店主「あのMDコンポ持って帰ります?(券売機の上を指さして。)」
自分「えっ?…いや要らないです。」
店主「(自分の後方を指さして)うちも最新のハイテクを導入したんです。Bluetoothです!」
自分「あぁ、凄いですね。(何言ってんだ?)でも(コンポは)要りませんよッッ!」
店主「二郎の匂いがするのに。勿体ないなぁ~」
自分「いや、アブラ塗れなんで結構です!(いや、いらねーから)」
全く御茶目な人ですわ。えぇ、えぇ。
小ラーメン(半分)
750円也。
コールはヤサイ、ニンニク、アブラです。面白いから『普通でッ!』ってコールしようかと思ったんですけど、入口の麺量確認で「普通で!」って答えていた方が複数いらっしゃいましたのでやはり『普通で!』コールは一定数あるんだなと。
お店側としては入れるか入れないかで大きく味に差異が出てくるアイテムだからこそ丁寧に客のニーズにこたえようとするが故、色々とストレスが溜まるんだと思います。ですから「普通で!」とかお店側が理解できない要求に対しては「静かにスルー」が一番かもしれませんね。
ヤサイとコールしたサイドビューはソコソコの盛り上がり。そして「ニンニク」とリクエストしたデフォルトのニンニク量は結構な量です。刻みは細かく野趣あふれる香りが二郎に強烈な彩りとブーストを掛けます。
アブラは最近のトレンドである味付け。肉カスも結構な割合で含まれていることが多いですが、今夜は見当たりませんでした。
で、で、豚!
見るからに神豚ですよ。旨そうだなぁ~。
丼の縁に見え隠れする遅い時間のTCKWルーシーは脂が少し回ったもの。で、今夜は何と言っても液体油の量がハンパ無いです。分厚い透明な液体油の層がハッキリとわかります。過去イチかもしれませんね。
では先ずは味付けアブラを塗してシャキシャキの野菜をいただいてまいります。労働の疲れを温泉で癒して弛緩しきっている老体にアブラの甘味とカエシに含まれるグルが一気に染み込んでいきます…あぁ、癒される。
続いて液体油層厚めの微乳化スープに野菜を付けて頂きます…
おぉッッ!
モーレツ!
ヤサイにくっ付いてきた華金ルーシーは強烈な豚の旨味に液体油の香ばしさが華を添え、グルとカエシの究極バランスが一つに纏め上げるスンバらしいデキ。微乳化なのに液体油がゴイスーって他に類を見ないタイプじゃないッスかね?
ロット最後まで引き延ばされた自分の割り当て麺は、程よく柔らかいマイベストゾーンに入って来るモノ。大好きなヤツ。
その麺に先ほど筆舌に尽くし難い旨さを孕んだヨシオルーシーが絡むんですからそりゃ旨いのナンノ南野陽子ってなもんですわ。えぇ、えぇ。
そこへ悪魔のフレーバー「ニンニク」が加わればだれでも失神&失禁間違いなしでゴワす。
ホワイトペッパーも霞むニンニクのジャンキーフレーバー。
で、豚はもち豚の腕肉。この旨い豚肉使えばこの分厚いルーシーが出来上がるのも頷けますね。やはり良い素材をロープーが扱えばこうなるって言う典型的なパターンではないでしょうか?
柔らかいし、しっとりしてるし。味残しも味染みもベストバランス。
わかりますか?この液体油の層。大宮公園など非乳化の二郎ではお馴染みですけど、このように幾分乳化しているお店でこのような液体油に出くわすことは少ないです。そりゃそうですよね。水分と乳化しているんですから。
またも突然頭上から「青唐入れます?」って店主さんの声が降ってきました。見ると瓶詰を差し出されて賄い用ですかね?大分土産だという「青唐柚子味噌」なるものを出して頂きました。(画像は参考で、別の銘柄でした)
もっと入れろって店主さんから言われたんですけど、味が大きく変わってしまうのが怖かったので遠慮がちに少々頂きました。
ついでに一味唐辛子も振り掛けてラストスパートです。
柚子胡椒より辛味がダイレクトかな?少しだけ甘みを含んだ美乳化ルーシーに良く合います。
最後に良く青唐柚子味噌を溶かし込んでレンゲで掬って飲みました。
ごちそうさまでした!
店主さんに謝意を伝えお店を出ました。
流石に閉店時刻である20時半を過ぎていたので並びは数名まで減っていました。入り口で知りあいの若者に会って軽く会話してお店を後にしました。
駐車料金は660円。やはりいつもの所の方が遥かに安いですね。次回は横着しないで安い方に停めようと思い車に乗り込みました。
明日は会津に出かけます…。
R55JCW 拝