ラーメン二郎 松戸駅前店 | グル狂日記

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長くてクドいです。
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かしこ。

2022.5.15(日)

  ラーメン二郎 松戸駅前店

  de狂った話です。

 

 

 1932年5月15日。

 

  時の日本のトップ犬養毅は『話せばわかる』と言って銃弾に倒れたらしいですけど、90年経過した2022年の今日、話しても到底分かってくれそうもない人々がMTDシティの一角に集結していました。

 

 

 最近は平日が業務多忙過ぎて全く運動をする気力も体力も無く、専ら土日に利息のみを払い続ける自転車操業

 

 今朝も、早朝から麺5本分くらいのカロリーを消費してから久々の日曜営業松戸二郎へ。

 

 

 もっと早く出て先頭集団に喰い込んでヤロウと思ったんスけど、初老のポンコツがそんなことをすれば非常にみっともないのでヤメて、開店30分前頃を目指してやって参りました。

 

 

 道は空いていたので、外環和光北ICから三郷南IC迄を秒で駆け抜けいつものファミマで並びに備えトイレを拝借してフリスクを購入。

 

 

 コレまたいつもの上限1,000円のコインパに愛機を停め(本当はお店の隣の上限600円に停めたいですが、とても列を割って進入する勇気は持ち合わせておりません)、お店に着いたのが10時40分頃。

 

 

 予想では公園の角を曲がっているんじゃないかと思って来ましたけど、意外にも?少なく?(どこが少ないのか甚だ疑問ですけど、普段のMTDの熱狂ぶりからすれば控えめな方かと)40人くらいでしょうか?

 

 

 定刻丁度にいつもの助手さんが出て来られて、シャッターおペン&商い中の看板と注意書き看板を設置されて続々と先頭集団が入店入店。

 

 

 まあ、お店の周りに漂うJIROスメルの素晴らしい事。

 

 

 最近は厨房設備が万全でないようで、店主さんの納得する仕上がりにならないのか、度々調整しながらの営業になっているようですが、少なくともこのスメルからは猛烈な旨さが期待出来るって言うもんです。

 

 並びながら食欲を刺激され、いつも悩むMTDでのルーティン、麺量を少なめにするか半分にするか、アブラコールをするか否かに対して猛烈に逡巡します。

 

 松戸二郎の麺量は言うほど多くないと思うんですけど、とにかくヘヴィ(特に脂回りと塩分濃度)な仕上がり故、麺量以上に詰め寄られる可能性大。

 

 また、アブラコールに関しては、度々帰りの外環道を途中下車してコンビニのトイレに駆け込んだ記憶がある程破壊力満点なので迷うんです。

 

 

 松戸二郎では食券は先に買う感じなんスかね?自分は営業中は買ってから列に接続してます。開店時は順に前から買って行くようです。

 

 勿論自分も従って一旦列を離れて入店。券売機に「紅生姜あります。食べ切れる量でお願いします。」の貼り紙がありました。楽しみです。

 

 

 接続から70分で食券確認。迷いましたが後悔しないために「少なめ」でお願いします。

 

 

 丁度正午に店の入り口へ。食欲は限界まで増しております。

 

 

 丁度並び始めてから90分でフェードイン。ピットは寡黙でストイックな店主さんと見慣れた助手さん。いつも思うんですけど、麺量をノートに記入しながら事前確認していますけど、顔と麺量をどうやって一致させているのか非常に不思議。

 

 物凄く助手さんの記憶がいいんでしょうけど、それ以上にあの「ノート」に何か目印となるような符牒が書かれているのではないかとドキドキしています・・・ガーン

 

 それとは違うドキドキに包まれながら店主さんのキレのよい麺上げを見て居ると助手さんから「少なめの方、ニンニク入れますか?」と聞かれましたので、「ニンニク少しとアブラで!」とお願いして100分越しのご対面と相成りました一杯がコチラ。

 

少なめ(セルフ紅生姜トッピング)

850円也。

 

 

 丼をカウンターへおろし、カウンター上部のプラコップに入った紅生姜を遠慮がちにサイドへセルフトッピング。目の覚めるような紅色がアースカラーの一杯をキリッと引き締める差し色となりました。

 

 

 麺少な目でデフォの野菜量ですとサイドビューはやや大人しめになりますけど、コチラの野菜はご案内の通りクッタクタのクタ野菜なので決して侮れませんよ。えぇ、えぇ。

 

 

 見るからに脂の回った松戸らしいルーシーは表層に液アの層まで張り付く「超ド級」な乳化汁。丼を多少揺らしても表面は動きませんよ的な粘度のルーシーに、意を決して臨まなければなりません。

 

 

 少しでお願いしたニンニクは余り少しにはなっていません。つーか、デフォルトのニンニク量はとんでもない量なんでしょうね。まあ、このウルトラヘヴィーな仕様にはドギツいニンニクの方がお似合いだとは思いますけど、事後二郎の事を考えるとやはり人間殺戮兵器にならないためにもニンニクは今後も少なめでお願いしようと思っています。

 

 

 カウンター上に置かれたプラカップに入った紅生姜を備え付けられた割り箸で遠慮がちに入れてみました。これまた中々ビビッドな色合いの紅生姜ですね。今は自然派志向っていうんですか?紅生姜も桜色みたいな薄目の色合いのものも増えてきましたけど、ソース焼きそばとか、牛丼、いなり寿司なんかに乗せる紅生姜はワザとらしいくらいに真っ赤に染まったヤツの方がいいに決まってます。えぇ、えぇ。

 

 

 アブラコールは寸前まで迷いましたが実践して正解。恐れていた大量の固形脂ではなくて、そのほとんどがコンビーフ状のほぐし豚。これを野菜と一緒に頂きスタートシグナルが赤から青へ。

 

 

 ほぐし豚の後は、野菜をドポタルーシーに潜らせて一口・・・・・あぁ、あぁ、あぁ・・・・・

 

  猛烈うめぇ。 激烈うめぇ。 死ぬほどうめぇ。

 

 公式では「実験的骨メイン」のセッティングという事ですけど、自分的には

 

「まんま松戸」

 

 それもいつもより重すぎない、ベストと感じる松戸。つまり3150っていう事です。はい。

 

 

 でぇ、でですよぉ~。

 

 今日の優勝はズバリ

「麺」

 です。

 

 こんな旨い松戸の麺は過去イチに近いとさえ思わせる出来栄え。その食感を貧困なボキャブラリーで表現するのは極めて困難故、スッカスカの三流広告のような「擬音」連打で敢えて書きますけど、

 

 ブリンブリンのニュルンニュルン

 

 口の中で「優しくいやらしく」暴れるんですよ。もうね、失禁するレベルの麺。

 

 

 麺肌は極限の滑らかさ。いつも感じるワイルドな粉感、舌へのザラツキもオーションの魅力ですけど、今日の松戸みたいに少しだけ水分が多めなのかな?滑らかでニュルっとした舌触りも中々堪りませんねぇ。あぁ、来てよかったと思わせてくれるMTDメーンにヒデキ感激。

 

 

 この豚のクセ。

 

 大クセじゃっ!byノブ小池

 

 

 普通のラーメン屋さんで提供される「チャーシューメン」の軽く2杯分以上ありそうな豚(チャーシュー)は、柔らかくて入れ歯要らず。

 

 

 少な目で食べきれるか心配でしたけど、あまりの旨さに連続バキューミングが止まらず、味変も忘れてゴールラインが見えてきてしまいました。そこで慌てて白胡椒を多目に振り掛けてパンチをプラス。

 

 

 本日の特別トッピングの紅生姜も、あまりの麺の出来栄えの良さにその存在自体を忘れていましたけど、後半その秀逸な出来栄えの麺と一緒に頂くと、サッパリすっきりとしたテイストに、やはりド乳化には紅生姜、非乳化には生の刻み生姜が合うよなぁって再認識させられました。

 

 

 当初心配された麺量も、終わってみれば物足りないくらいでチェッカーフラッグ。

 

 ごちそうさまでした!

 

 素晴らしい一杯、有難うございました。

 

 

 店主さんに謝意を伝えお店の外に出ると、偶然並んでおられました久米仙人師匠からお声掛け頂き、少々お話ししてお店を後にしました。

 

 

 駐車料金は勿論上限まで。松戸駅周辺は意外にコインパの料金設定が強気のような気がします。

 

 

 帰りは外環から首都高埼玉線へ入りいつもの温泉へ。

 

 

 

 はぁ、、、休みが終わっちゃいました。。。

 

 R55JCW 拝