中華そばうめ川 板橋区役所前 &TAKANO PAIN 蓮根 | グル狂日記

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長くてクドいです。
ここから先は覚悟してお進みくださいませ。
かしこ。

2022.1.23()

  中華そばうめ川 板橋区役所前       &TAKANO PAIN 蓮根

  de狂った話です。

 

 

 此方のお店、新潟ラーメンの名店『来味』の板橋店として東京進出をされ、その後、スピリットやテイストについては基本的に踏襲され今の店主さんが『中華そば うめ川』として独立おペンされたお店の様です。

 

 

 自分はラーメン二郎に関しては多少経験は積んでおりますが、基本ド素人なのでラーメンマニアの方々のように色々な種類のラーメン、特に地方ごとに特色のある様々なご当地ラーメンなんぞ全くもって知らないので、此方のお店についても全然知りませんでした。

 

 ところが、私の良く逝く同じく板橋区内の、大量の豚を煮出して採った濃厚なルーシーに絶品の自家製麺を加えニンニクでパンチを利かせたラーメンを作っている方から、「旨いから逝ってみな~」って言われて知ったという経緯です。

 

 

 de過去数回お伺いして、その淡麗なラーメンにすっかり虜にされました。また、名物「ラーチャン」(その絶品ラーメンに炒飯を合わせて食べるという「新潟文化」ともいえるセット)の、ラーメンとは真逆を行くパンチの効いた炒飯の魅力にも併せてダブルパンチを食らったお店でもあります。

 

 このブログでも数回レポートをさせていただきました。そのご縁なのか、店主さんには自分のツイッターやインスタもフォローして頂き、いつも「3150!」だとか「たまんね~!」だとか「えぇ、えぇ。」だとか、意味不明な事ばかりばらまき続けるツイートやポストに「いいね」を何度も頂戴しておりまして大変感謝しております。この場をお借りして御礼申し上げます。

 

 でぇ、でですよぉ~?

 

 そんな素晴らしいラーメンを世に生み出している店主さんをですよぉ~?この私、


大変失礼ながら

間違って

認識していた


 ようなんですよ。えぇ、えぇ。

 

 どう思いますぅ~?自分はお昼の部にしか行ったことがないのですが、いつもお二人の方で厨房を回されておりまして、お二人とも「超絶イケメソdeファンキー」な御仁なんですが、お一方が貫禄がありすぎて、その押し出しの強めなビジュアルも併せて、その方がてっきり店主さんであろうと勝手に脳内変換していました。

 

 ましてや言い訳になってしまうのですが、カウンター席で頂いたことが一度しかなくて、いつも厨房に背中を向けて食べていたこともあり、オペレーションの中心が誰か見てなかったんすよ。

 

 で、一度だけカウンターで頂いたときに、チャーハンは助手さんが鍋を振るんだぁ~なんて思ってたりして・・・実はその炒飯を煽っていたのが店主さんだと某ラーメン二郎店主さんから聞かされて、なんて失礼なレポートをしてしまったんだと今更ながらにド反省。大反省なのであります。

 


『オペレーションは、助手さんが中華鍋を振って炒飯を炒めている間に、店主さんがスープの管理と下拵え、麺茹では助手さん、仕上げは店主さんと非常に複雑なコンビネーション。』←過去レポ


 

 このあたりのレポを見ると、オペレーションの内容的に、間違いなく助手さんと勘違いしていた店主さんがされている作業の方が明らかにメインだと分かろうもんですが、人間の思い込みって凄いなぁと思う一方、助手さんの貫禄を改めて思い知らされたのであります。

 

 うめ川店主さん、この度は大変申し訳ありませんでした。

 

 過去のブログを直そうと思ったのですが、内容がボロボロになってしまいますので、このブログにて過去のブログの分も訂正させていただきますのでご容赦いただきたいと存じます。以後気を付けます・・・笑い泣き

 

 

 さて、気になっていた事もぶちまけられたのでシレッとラーメンのレポに行きますね。

 

 

 まん防宣言下の現時点での営業時間は、11時〜14時半、17時半〜20時(LO.10分前)となっているようです。因みに定休日は火曜日、月曜夜の部もお休みの様ですが正しい情報はお店にご確認ください。

 

 

 お店の近くにあるコインパが目前de売り切れて泣く泣く離れた場所へ愛機を停めてお店に開店5分前に到着。

 

 

 今日伺ったのは、『背脂中華そば』と言うニューカマーを頂くため。

 

 

 私、コチラは今日で4回目の訪問となりますが、過去3回とも看板メニューでもある「ラーチャン」という所謂ラーメンチャーハンセットを頂いております。

 

 で、この度ニューカマーとして提供が始まった『背脂中華そば』なんですけど、アブラー(卒)としては見過ごすわけにはいかず気になってはいました。しかしながら自分実は大の魚嫌い。もう、所謂煮干し系のラーメンはほぼほぼアウト。

 

 唯一旨いと思って食べられるのが「永福町大勝軒」のラーメンなんです。あれくらいの煮干し感なら全然オケ。寧ろウエルカム。モチのロンで、コチラうめ川さんのデフォルトの中華そばくらいの煮干し感なら無問題なのは言わずもがな。

 

 でも新潟ラーメンのお店で「背脂」って聞いたらアレですよ、超有名な新潟ラーメンの一つ「燕三条系」っていうやつ。それを想像しちゃうじゃないですか?

 

 で、実は埼玉中部にある、その手の燕三条系の超人気店で過去に一度頂いたんですけど、背脂云々より強い煮干しの生臭さにKOされて固形物だけ何とか平らげて尻尾を巻いて退散した苦い思い出があるんです。

 

※中華そばうめ川公式インスタグラムより・・・

 

 しかし、お店の公式インスタグラムには明らかに「燕三条系」ではないと書いてありましたし、ツイッターで上がっているレポートには煮干しはほんのりみたいなことが書いてありましたので意を決して来たという次第であります。

 

 

 お店に開店5分前に到着し、外観などをパシャっていると中から堀の深めの南アジア系の助手さんが出ていらして暖簾を掛けて営業が始まりました。考えると、この方が助手さんであれば間違いなく店主さんを最初から認識できたんですけどね笑

 

 

 券売機を見ますと、実に多種多様のボタンが存在します。自分は今まで左上の法則に堂々と鎮座する「ラーチャン」のボタンしか押していなかったので、今日、このブログを書きながら改めて多彩なメニューをおさらいしてみようと思います。

 

 基本のメニュー構成は、上段に中華そば系、2段目につけ麺系、3.4段目がトッピング類、5段目はツマミ各種、以下飲み物等、そして本日のお目当て「背脂中華そば」のボタンがありました。で、お目当てのボタンをプッシュし、加えてワンタンをハーフ(2個)で購入。

 

 

 そしてこれもいつも頼んでいる「和え玉」(現金対応)を。

 

 

 食券を購入すると、助手さんがカウンターの一角の席を引いてご案内されましたので、食券と和え玉用の現金を渡して着席しました。私PPだったんですけど、次のお客さんもカウンターの離れた場所を案内されていましたので、基本的に座る位置はお店の案内に従った方がよろしいかもしれません。

 

 店内はカウンター6席、4人掛けのテーブル席が1か所だったと思いますが、あまりジロジロ観察も出来ませんでしたので正確性に欠きます事をご了承ください。

 

 

 店内は黒を基調とした内装で落ち着いていますが、カウンターが明るいモクで作られている為、非常に清潔感と明るさを感じます。アクリル板で仕切られている為、各ブースにお水のピッチャー、ティッシュ、エコ箸、レンゲ、爪楊枝。そして調味料は塩と黒胡椒のみです。

 

 

 塩は何に使うんでしょうかね?

 

(追記)

 ※ブログ投稿後に、ブログを読んで下さった某有名ラーメン店主さんから

 「塩はゆで玉子に使うんですよ。今度頼んでみてください。きっと笑いますよ!」という意味深なLINEを頂きました。券売機にありませんし、二郎の大先輩の枕先輩もこのお店のゆで玉子についてツイートしていましたからきっとすんごいシロモノなんだろうと思います。次回訪問時にトライしたいと思います。

 

 

 さまざまなトッピング類がありますけど、個人的には「ワンタン」がおススメです。

 

 

 チャーハンでしか使われない「新潟県産コシヒカリ」。店主さんはかなり拘りがあるようで、このお米による「白米」の提供はございません。また、チャーハンは「ラーチャン」専用に開発されたレシピの様で、チャーハン単品は勿論の事、つけ麺や本日発注の背脂中華そばとの組み合わせはできません。

 

 厨房にはようやくきちんと認識できるようになった店主さんと、先ほどの外国人の助手さん。助手さんは日本語も達者できちんとコミュニケーションが出来ますのでご安心ください。で、件の店主さんですが、「新潟魂」と記された黒いTシャツに黒いタオルを頭に巻かれていますが、そのテッペンから主張の強めなカラーリングのヘアが見え隠れしております。

 

 よくよく見ると、店主さんのキャラもなかなかなものです。店内に静かに流れるチルなBGMを聴きながら待っていると待望の品が到着。

 

背脂中華そば850円

ワンタンハーフ100円

950円也。

 

 見てくださいよ。この湖面に咲いた白薔薇の様な背脂。あまりの美しさにウットリします。そこへ紫玉葱のビビッドなカラーがサシ色になってメチャクチャそそるじゃないッスか?

 

 

 所謂「チャッチャ」と言われる背脂よりも、一粒一粒は大き目ですかね?液体油も薄っすらと張っていますねぇ。ゾクゾクするビジュアルですグラサン

 

 

 さて、待望のスープを最初に頂いてみますよ・・・

 

 こ、これは・・・

 

 まずですね、個人的に心配された(心配された?)煮干しの様な魚系の風味はほぼ感じません。それよりアブラの甘みが口いっぱいに広がり、次いで鼻腔をくすぐりながら大気へ放出されるような衝撃的な感覚に思わずため息が出てしまいました。

 

 旨いッ!

 

 この背脂、勿論最上級のシロモノを仕入れていらっしゃるんでしょうけど、何かひと手間かけてるんじゃないッスかねぇ。でないと、こんなホイップクリームみたいに軽くて、全然脂臭さやクドさもなく、甘味やコクだけをプラスするなんて、ふつう考えたら思いつかないんですけど。

 

 あと、ド素人なんでスープの成分が何かとか全くわかりませんけど、ベースは中華そばと近いものを感じます。まるで塩ラーメンの様なカラーにテイストは過去にもレポートしたように、鹿児島県産の薄口醤油由来なんですかね?

 

 その極めて淡麗且つ旨味が濃縮されたスープに背脂が足された感じともいうんでしょうか?もちろん、複雑なレシピを店主さんが試行錯誤されて開発されたんだとは思うんですけど、ド素人の私にはそのように感じたという事です。

 

 自分の好みとしては、デフォのラーメンもキリッとしていて勿論旨いんですけど、此方の方がアブラの甘みに加えてコクの様なものが加わり味に深みが出るというか。単にアブラーなんで脂に脳が騙されちゃっている可能性が激高なんですけど、旨いからいいんです!(by慈英)

 

 

 麺は加水率低め?の中細ストレイトなヤツ。茹で加減はやや柔らかめでしょうか?柔麺好きの自分にはドストライクな硬さです。これがとても良くスープと絡んでススルTVが止まりません。えぇ、えぇ。

 

 

 オンする具材陣は、まずは目を惹く紫玉葱、シナチク、バラ海苔、そしてチャーシューにワンタン。普段山盛りになるようならめんばかり食べているので逆に(逆に?)新鮮なビジュアル。

 

 

 紫玉葱は非常にシャキシャキと食感が良く、爽やかなネギの風味と辛味が濃厚な背脂と良く合いますねぇ。これは秀逸な薬味だと思います。

 

 

 100円で2ケのこのワンタン。最初お邪魔した時にフルサイズのワンタンを頼んだらそのボリュームに驚いて以降ハーフにしているもの。

 

 

 モッチモチの皮の中にギッシリと詰まった餡がアツアツ。割ってから更にルーシーに潜らせて頂いたら、背脂が絡まって旨いのなんのって笑い泣き

 

 

 チャーシューは新潟県産のブランド豚「越後もち豚」のロースということで、しっとりとした美味しい豚。

 

 

 後半はバラ海苔と一緒に頂いたり・・・

 

 

 黒胡椒でパンチを効かせたりしてどんどん食べました。

 

 で、後から届いたもう一つのお楽しみに移行いたします・・・

 

和え玉

250円也。

 

 

 サイドメニュー的な「和え玉」。ラーメンだけではお腹がいっぱいにならない「ハラペコ星人」な方に最適な存在。250円と非常にリーズナブルですが、中々主役級の働きをしてくれるんです。

 

 

 しか~~~~~しッ!

 

 背脂中華そばが旨すぎてそちらばかりに集中していたために、混ぜるのを忘れてしまい、いざ混ぜようとしたら麺がくっついてしまいました笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 なんてこったい!

 

 皆さんも、この「和え玉」を発注されましたら、バエ用の写真を納めたらすぐにしっかりとマゼマゼしてくださいね。

 

 

 まあ、言うても混ざりが悪いだけで、お味の方は分かっています承知してますよのバカウマ。恐らくラーメン用のカエシと香味油で味付けされたソレは、シンプルで旨いです。特に麺の旨さが良く伝わってきますので是非ともオーダーして頂きたいサイドメニュー。

 

 

 で、でですよぉ~?←しつこくて大変申し訳ございませんアセアセ

 

 和え玉を喰らいながら、背脂中華そばのルーシーを飲んだんですよ。

 

 殺されますた。

 

 和え玉で口の水分が若干持ってかれるんですけど、お口に和え玉の余韻が残っているところにこの上質な背脂スープを飲むとですね、所謂「失神」若しくは「失禁」しそうなくらい旨いって言う話です。

 えぇ、えぇ。

 

 

 まあ、当然こうなりますよね。

 KK。俗にいう「完食・完飲」です。

 

 帰りしな、丁度お客さんがいなくなったので少しだけ店主さんとお話しさせていただきました。

 このお店を知ったきっかけが西台某店の店主さんであったことを伝えると、自分をご理解いただけたみたいで、過去のブログでとんだ勘違いをしてレポしてしまった事を告げて謝罪いたしましたが、店主さんは全然気にしてませんよといった風情で気さくにお話をさせていただきました。

 

 

 

 帰宅後にメッセージもいただき、今後も伺わせていただく旨お伝えしました。

 

 

 そしてうめ川さんで至福の時を過ごした後はコチラへ。

 

 

 開店時間を20分程過ぎたころに伺うと、行列はお店の遥か裏の方まで延びていました。

 

 

 ざっと数えて15人ほど並ばれていました。相変わらずすごい人気です。

 

 

 この窓から中のディスプレーが見えるんですけど、結構な勢いで商品が無くなっていまして・・

 

 

 皆さんはこの「金麦」「銀麦」「銅麦」「ぶどう」の食パンがお目当てなんでしょうけど、自分は多種多様な菓子パン目当て。

 

 

 お店は基本的に月曜火曜がお休みです。日曜日もほぼ隔週でお休みの様です。営業時間は午前11時から無くなるまで。お目当ての品が欲しいならシャッターで待つのが間違いないですが、割と早めに終了してしまう事が多いようです。因みに本日は16時半過ぎには終了した模様です。ツイッターで随時情報が流れてきますのでフォローして頂ければ情報通になれると思いますですはい。

 

ピスタチオ フランボワーズ

260円也。

 

バジルチキンとキャロットラペのバゲットサンド

588円也。

 

ゆずとホワイトチョコとカシューナッツ

328円也。

 

シュークルート

270円也。

 

豆大福

237円也。

 

 もうね、選べないんですよ。えぇ、えぇ。

 毎回無理。マイケルジャクソンのように端から端まで「ディスワン! ディスワン!」って言ってみたいもんです。それくらいどれも食べたい。

 

 

 で、気づくといつも同じようなのを選んでるなぁ。まあどれも旨いからいいんですけど、自分にとってパン屋のディスプレーって女性がジュエリーショップで目を輝かせるのと同じくらい興奮するシチュエーションなんですよねぇ。←キモくてごめんなさい。

 

 

 堪えきれずに、さっきらめん食べたばかりなのに駐車場で大好きな「豆大福」を頂きました。前に来た時に、焼き立ての「豆大福」を出して頂いて矢張りその場で食べたんですけど、そのフワッフワの食感に感動しました。

 

 本日は焼いてしばらくたっていたので食感は全く違い、表面がパリッとして中身はモチっとしているという二重構造。これはこれでいいですねぇ。勿論ご主人は焼き立てだけでなく、大部分のお客さんが口にするであろう一定の時間が経過した状態でどのような旨さを演出するかって言うことを日夜研究されているんでしょうから納得の食感というわけです。

 

 旨いッ!

 

 残りは晩御飯で頂くことにします。

 

 R55JCW 拝