2022.1.21(金)
ラーメン二郎 府中店
de狂った話です。
昼メシde千葉親善大使のまんべろ師匠®︎と極太の武蔵野うどんを食べたので、夜は二郎界の極太麺に簀巻きにされようと、太麺つながりだけでコチラにやって参りました。
今日から情勢の変化により飲食店の時短営業が再び開始されました。二郎についても各店舗毎に発表が有りましたけど、20時閉店の店舗と21時閉店の店舗があるので中々アタマのなかで整理しきれません。
ココ府中店は、制限前は22時迄に並べば食べさせて頂けたのですが、今回は20時迄の営業。時短中の扱いはどのようになっているのでしょうかね・・・。(後ほどレポします)
府中二郎は、私のホームタウンからですと最低でも90分以上掛かってしまう(高速も使えない)ので条件次第では格段にハードルが上がってしまいます…。
なんとか間に合いそうな甲州街道。
KONAMIスポーツクラブのコインパに愛機を停めて、東京とは思えない裏寂れた路地を歩いてお店に向かいます。
19時半過ぎにラブホ側からアプローチすると並びは裏手に少し出る程度。この地点から後はラブホテルとは反対側に並びを形成するのがローカルルールです。本日も私の後ろに付いた若者の集団がラブホテル側に並んでしまい途中で助手さんが誘導し直していました。
※少しだけ分かりにくい案内かも知れませんねぇ~・・・。
府中二郎は閉店時間=完全閉店のオペレーションは採用していないと思いますが、なるべく早く到着するに越したことはないでしょう。
事実、私が並んだ後は一気に並びが伸びてあっという間に10人以上の列が後ろに形成されました。入り口は府中店特有の半開き営業。
但し、昔とやや違い券売機裏の反対側が開いています。それでも入り口のガラスが結露で見えなくなるほど曇っていました。
今はコーナー席が間引かれていますが、コロナ禍前は今の時期にこの角席に当たると震えながら食べなければなりませんでした。
店主さんから中へどうぞと言われ、いつもの小つけの食券を購入。すると店主さんから、
「あつもりですね?」
と逆指名・・・(恐らく私が食券を購入する場面すら見ておられないと思われます)
私、ココ府中店ではもう何年もラーメンを食べていません。その間、つけ麺を、今夜の様な真冬の夜はモチのロン、春も夏も、ついには猛暑日でさえも
つけあつオンリー
で過ごしてまいりました。
その甲斐あってか、店主さんから自分は「つけあつの漢」としてどうやら認定されたようです。因みに前回11月に来た時も同じように逆指名でした・・・
ピットにはそのいつも明るい店主さんと、もうすっかりベテランの短髪の助手さんのツーマン体制。途中で助手さんが並びの確認に行ったり、宣告に行ったり、券売機の故障には店主さんが対応したりと、それはもう息の合ったコンビネーションでスムーズにオペレーションが流れていきます。
因みに今夜の宣告時間は20時ジャスト。外待ち13人との報告がありました。これはあくまでも今夜の状況ですから20時までに並べば宣告を受けないというわけではありません。このような状況下ですので
アズ・スーナズ・ポッシボーde
並ばれることを推奨いたします!
そうこうしているうちに店主殿より
「あつもりの方~ニンニクはぁ~?」
ってきかれましたんで、
「ニンニク半分で!」
っと咄嗟にコールしてしまいました。
小つけあつ
850円也。
「ニンニク少し」とコールすると府中店では本当に少しだけになってしまう事が多く、かと言ってデフォだとかなり多目、だとすると「ニンニク少な目がいいのか?」 さて、どうしたもんかと迷っているうちに突然コール確認だったので思わず半分でと言ってしまいました。
そのコールが正しいのかどうかはよく分かりませんけど、結果的にいい塩梅でニンニクが盛られてきたので良しとします。
府中店はデフォルトで野菜の山は標高高め。但し、茹で加減はシャキ気味なので言うほどのボリュームは無いかと思われます。つけ麺は、割と攻めた濃口のチューンドの時がしばしばありますので、そのような時はこの野菜がお口の中を中和リセットしてくれる働きがありますので頼りになる存在です。
府中店のつけ汁。基本ラーメンスープを濃口にしたものだと思われます。若干の違いと言えばややアブラが多めに投入されているくらいでしょうか?
他の二郎のつけ麺ですと、辛味や酸味、ごま油などで変化を付けているお店が多いんですけど、此方は至ってシンプル。なのに毎回頼ませるその実力たるや計り知れませんよ。えぇ、えぇ。
ベースのスープが旨いからこそストレイトに勝負できるんでしょうね。ゴイゴイスーDeath!
豚は基本的に解し気味のゴロゴロしたヤツがつけ汁側に結構な量で入っていました。味染みはかなり濃い目で「ショッパッ!」ってなりますけど、全体のバランスを考えるとこの味付けがピッタリだと思います。
あつもりにした場合、素のスープに浸かって麺丼が登場します。この生のスープがとても深くて旨いんですよねぇ。これを飲みたいために毎回毎回、年がら年中「あつもり」にしていると言っても過言ではありません。豚の出汁は分厚いんですけど、決してくどくなく、スッキリとしていて、そこへ府中店ならではの野菜の旨味が猛烈に溶けだしたアメージングな汁。即ち、
アメジル。
ニンニクは野趣あふれるタイプ。辛味も結構感じます。量は「半分」でこの程度でした。
先ずは素のスープを存分に味わうために、麺丼に入っている野菜を生ルーシーに潜らせてファーストバイト。
おぉ、アメージング・・・
しっかりとした旨味を感じながらも淡麗な味わい。素晴らしいスープの出来です。
お次はつけ汁に潜らせてパクッと。
此方は、ベースのシーダーにFZとグルで構成される攻撃的なテイスト、さらにアブラによるブーストにより脳天まで突き抜ける旨さ。
ウホッ!
やらないか?
アツアツのルーシーから引き揚げた麺はご存じ極太なやつ。
(ここから、チョコプラ松尾の坂上忍のモノマネで再生して頂くとイキフンが伝わると思います)
でぇ~
でですよぉ~、でですよぉ?
極太麺てぇ、とかくぅ~「ゴワゴワ、ワシワシ」とか表現されるように、何だか荒っぽい方がいいみたいな信仰があるじゃないっすかぁ~?自分、ああいうの苦手でぇ~、前にインスパイアとかでお目に掛かったことがあるんですけどゴム噛んでるみたいな麺っていうんですかね?ああいうの。
ところがぁ~府中の極太麺ってぇ、すんげぇ太いには太いんすけどぉ、どこまでもふんわりとしててぇ、その上モッチモチでぇ~、実は凄くしなやかなんですよぉ~。
あつもりだとぉ~、特にさぁ、にそのイキフンが味わえるってぇのも魅力なんですよねぇ~。
分かりますぅ~?
おまけにぃ~、太いだけじゃなくてぇ、めちゃくちゃ長いんすよねぇ~・・・ ←いい加減にしろ!
まあ、その長さゆえ、麺丼から汁丼にトランスポートするのが一苦労って言うのは皆さんご存知の通りです。えぇ、えぇ。
今夜は黒胡椒から逝ってみますた。
やはり府中のルーシーとメーンには白胡椒が合います。ダントツです。文句なしです。
途中で、シャキシャキの野菜とともにモッチモチの麺を頬張り、その食感の違いを楽しみます。
府中名物
『赤いダイヤ』。
残りの麺と野菜をすべて汁丼にぶち込んで一味唐辛子で仕上げます。
一味の香ばしい辛さが旨味をぎゅっと引き締めて一気にゴールインです。
残った生ルーシー。そのままでもほんのりと茶色掛かっていますね。
そいつを汁丼に慎重に注いでセルフスープ割の完成。
そして最後も白胡椒で味を引き締めます。
その絶品スープ割りを堪能しつつ、汁丼の底からブタカスという名の金鉱を掘り当てます。
あぁ、幸せ。出来れば永遠に飲んでいたい・・・まあ、身体に悪いですし、喉が猛烈に渇くことが明白ですし、適当に切り上げましたけど。
断腸の思いでこれだけ残しました。
やはり府中はつけあつに限りますね。
大変美味しゅうございました。
お店の外に出ると、まだ5~6人の方々が寒さに耐えながら並んでおられました。
帰りは府中街道から所沢へ抜け、昼間まんべろ師匠とランチをしました藤店うどんの前を通って帰宅しました。もちろん、BGMは野村訓市です・・・。
R55JCW 拝