中華料理千葉屋新宿店 川越 | グル狂日記

グル狂日記

グ ル ク ル ニ ッ キ



長くてクドいです。
ここから先は覚悟してお進みくださいませ。
かしこ。

2022.1.20(木)

  中華料理千葉屋新宿店 川越

  de狂った話しです。

 

 

 木曜サラメシは近場でサクッと逝ってまいりました…。

 

 

 コチラ、ラーメン二郎川越店にほど近い場所にある街中華のお店です。

 

 

 以前、川越のBグルとして最近押し出し感がマシマシになりつつある『太麺ヤキソバ』の紹介でレポしたお店でもあります。

 

 

 因みに店名は新宿と書いて『あらじゅく』と読みます。埼玉県でも千葉屋ッス!

 

 

 まあ、言うてもコチラは焼きそばを専門にやっている老舗でも、雨後の筍の様に最近乱立中の新規店(その辺りの勢力図は前回のレポにまとめてありますので興味のある方は是非お読みください)でもなく、あくまで街中華をベースに焼きそばも昔から出しているって言うポジション。

 

 当然、街中華の王道である「炒め物」を中心に充実したラインナップを誇っているんですが、実はひとつ気になるメニューがありまして…

 

 …この千葉屋さん。昔はもう一軒ありました。市役所の反対側の角にそれこそ超絶レトロなイキフンde長い間営業されていたんですけど、もう10年以上前に道路拡幅工事で惜しまれつつ閉店してしまいました。

 

 

 新宿店でも看板メニューとして現役バリバリde人気が高い「野菜炒めソバ」や炒飯なんかは私の記憶の範囲ではほぼ同じ味です。

 

 

 で、私が閉店してしまった本店?(何方が本店なのか支店なのかは分かりませんが便宜上閉店済みの店舗を「本店」とします。)で非常に良く頂いたのが味噌ラーメンと本日発注しようと思っていた麻婆豆腐なんです。

 

 本店の麻婆豆腐は、ニラと挽肉が入ったトロミのある所謂広東風?って言うんですかね?余り辛くない麻婆。コレに黒胡椒を山ほど振って擬似四川風にして食べるのが好きでして…ラブ

 

 本店が無くなってかなり経ってから新宿店に来る様になった自分は未だコチラでの麻婆豆腐は未食なので、本日頂こうと。

 

 ※おすすめセットは6種類

 

 でもいざ、メニューを前にするとヤキソバと炒飯の吸引力が強すぎて…💦

 

 ※カウンターにはアクリル板の仕切りがあります。

 

 結局、おすすめセットメニューから、チャーハンヤキソバセットを発注して単品で麻婆豆腐をオーダーしました。

 

 

 到着時の状況ですけど、正午を15分ほど過ぎた頃に伺うと、駐車場はラスト1台分(7〜8台分お店脇にあり)だけ空いてました。

 

 

 入り口にはアルコールが置いてあり、手指を消毒して入店。店内はカウンター席が5席、4人掛けのテーブル席が4卓に小上がりがあります。

 

 ほぼ満席の状態deカウンター席の端にシレッとフェードイン。お隣のダンディシニアは炒飯の大盛りに玉子スープと、中々の常連っぷり。

 

 オペレーションは標準的な速さでしょうか?オーダーから10分少々でソース&青海苔のオイニーをブンブンさせた茶色い奴がやって参りました。

 

チャーハンヤキソバセット

780円也。

 

 

 どうでしょう?この

 "極限の茶色"

 

 

 ソースにひたすら侵食された絵面に青海苔のグリーンと紅生姜のレッドがビビッドに映えるアグレッシブなビジュアル。

 

 

 もうね、自家製麺だと言う中太ストレイト麺は一度箸で持ち上げただけで、白い割り箸を瞬時にソース色に染め上げて行くんですよ。怖いですねぇ〜笑

 

 立ち昇るソースと青海苔のオイニーが否が応でも食欲を攻撃しまくりで、既に過呼吸気味チュー

 

 味はですね、ソースです。

 

 濃いソースです。寧ろ

 恋

 かもしれません。えぇ、えぇ。

 

 

 

 で、チャーハンの方ですけど、具材は至ってシンプル。玉子とネギと刻んだナルトのみ。コマチャーとかは入ってません。

 

 

 

 ラードとグルを知り尽くしたご主人による鍋振りで繰り出された炒飯は『チャーハン』の味以外の何者でもありません。

 

 正にそんな(どんな?)王道すなわちブロードバンドなテイストに心底安心すると共に心底震えるのであります。←過剰な表現

 

 

 付け合わせの炒飯スープと漬物。炒飯スープはソース焼きそばの濃口攻撃の後ではまるで白湯のようなマイルドな口当たり…。

 

 

 途中で白胡椒を振りかけてスパイシーに味変。因みに川越太麺焼きそばの老舗には必ず白胡椒が

置いてあります。七味や一味唐辛子を併設しているお店もありますが、白胡椒が主流です。

 

 

 千葉屋さんは本店でもそうでしたが、肉入りメニュー以外にはバラ肉が一片入るのがデフォ。今日もヤキソバにソース塗れのバラ肉片が1枚入っておりました。モチのロンでマイウーDeath❤️

 

 そうこうしているうちに、遅れて本日の主たる目的が登場。

 

マーボ豆腐

650円也。

 

 

 おっ?本店の麻婆豆腐とは全く違うビジュアルです。本店のはルーシーがなみなみと入って餡掛けになっているのに大して新宿店のは汁なしに近いイメージ。

 

 色合いも本店の明るいレッドに対してコチラはブラウンに近いイメージ。

 

 

 一口頂くと…

 

 あゝ、ほんのり甘い。こりゃ甜麺醤だ。花椒塩の香りも後から追いかけてくる…

 

 本店で慣れ親しんだのが豆板醤ベースのスパルタンdeシンプルなマーボだったのに対してコチラはディープdeラグジュアリーな感じ。

 

 で、

 

  でですよ?

 

   でですよ? byバイキング

 

辛〜〜いっ💦

 

 

 本店とはだいぶ違うテイストですけど、白胡椒を投入…あまり変化は感じられず。

 

 

 ココで炒飯も完食してしまい(所謂半チャーハンのサイズです)、辛さもMAXに襲いかかって来ている状況…💦

 

 

 はい。半ライス追加投入ですよ。えぇ、えぇ。もうね、この辺りで辛さ耐性激弱の自分は口は痺れるわ、汗ダラダラで目が開けらんないわ、もうタイヘンガーン

 

 

 どうやらこうやらゴールが見えて参りました。

 

 

 ヤキソバのお皿は下げられてしまいましたが、完食致しました。お皿の数が多いですけど、ボリューム的には大した事はありません。

 

 それよりお口が完全に麻痺状態。お水を一気に飲んで少しだけ鎮火しました。

 

 ごちそうさまでした!

 昔慣れ親しんだ本店の麻婆豆腐とは若干趣は違いましたが、とても個性的で上品なお味でした。

 

 

 食べ終えて外に出ると、大寒に相応しい冷気が汗だくのアタマに気持ち良いです。

 

 クルマの窓を全開にして心地よい風を感じながら午後の仕事へと向かいます…。

 

 R55JCW  拝