『世界が素晴らしいものであって欲しくない』というすすり泣き | 竜の尾っぽの子廻屋

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尾道暮らし。お寺の掃除請負、ゲームイベント開催、メッセンジャーな個人事業主。
ネガティブな人間がスローペースででも変化するさまを実況しつつ、好きなものについて書いてます。

二次創作【Pixiv】http://pixiv.me/habyy

世界が素晴らしいものであったのなら

 

私の好きなものは否定されるのか

 

 

成長して、大人になったら

 

今の自分が素敵だな、好きだなって思っているものを否定する側にまわるのか

 

そんなものなくていい

 

そんなことに涙を流すなんて頭おかしい

 

そんなものより現実を見ろ

 

 

そう言って笑う大人に混じるのか

 

涙を流した小さい頃の私を

 

馬鹿だったと笑うのか

 

 

そうだというのなら、成長したくなんて無い

 

分かりたくなんて無い

 

世界が素晴らしいだなんて思いたくない

 

 

 

私は世界に興味があんまりなかった

 

みんながいいと言っているものが良く思えなかった

 

楽しく思えない、魅力的に思えない

 

興味を持てと言われてもどうやって興味を持てば良いのかわからない

 

それを責められてもどうすればいいのかわからなかった

 

 

 

創作物は私に世界を魅せてくれた

 

興味をもたせてくれた

 

生き生きと取り組む姿で

 

好きだという気持ちをトレースすることで

 

なにかに真剣に向き合う形で

 

問題に立ち向かう姿で

 

美味しそうに食べる姿で

 

私の好奇心を刺激し、動く原動力をくれた

 

 

 

彼らは私にとって恩人なんだ

 

 

 

 

その彼らを嘲笑うようになるのなら

 

私は成長したくない

 

私は私の味方でいたい

 

 

 

 

 

「これからどう変わっていくのか楽しみだね」って言われて感じていた不快感

 

たぶんこれだろうなぁ…