潜入洗脳!?セミナー
最近、マルチ商法の方のお話や、宗教の勧誘、洗脳系のセミナー、自己啓発セミナーなど行き本質は何かを探りに行っております。
ともすると危ないのですが、いろいろと見てくると面白いくらい共通点が見えてきます。
いくつかしかいっていない状況の中でのお話なので、あくまでも経験した中でのお話と捉えてください。
そしてこの類のものは悪いものとは思っておりません。
実際こういった類のものを利用して、本当に成長した人、良くなった人がいることは確かです。
特に家族関係がよくなったとか、一緒に勧誘してきた人との友情や愛情は深くなったなど
そういった喜びの声は事実たくさんあります(友達を失っているかもしれませんが)
あくまでも手法がいやらしいと思ってしまうだけであり、別に批判をしているわけではありません。
文章の中で「洗脳」という言葉を使っておりますが、悪意あるもので書いているわけではありませんので
ご了承ください。
あくまでもビジネスとして捉えたお話です。
ビジネスとしてみたら、手法は置いておいて素晴らしく完成されていると思っております。
自己啓発や宗教系はやはりどこもビジネスとしてやっています。
そのため、アプローチ手法が大きく分けて3つに分けられます。
(1)悪意を持って洗脳をし、最大限広めるモデル
(2)ビジネスモデルとして洗脳し、最大限広めるモデル
(3)本当によいものだということで、最大限広めるモデル
企業側のスタンスの問題です。
大体は(2)に当てはまります。
もちろんよいものだと信じて疑わずに、広めているのですがどこもやり口がいやらしいです。
(1)はあまりにもえげつないので、ここでは記しません。
某宗教セミナーなんかがこの類のものです。
(2)がかなり多いです。
複数見てきましたが、やり方はどこも一緒。
パターン化すると下記の通り。
(環境について)
・非日常の場所で開催
⇒山とかどこか分からない場所、昼夜が分からない場所
・内容を明かさない
⇒場所すらぎりぎりになっていう所もあります
・缶詰状態
⇒休みを少なくしたり、食事を取らせなかったり、食事の時間を変えるなど
普段の生活とは違う状態を作り出します。
(モデル)
・私語をさせない
⇒しゃべりたい欲求を満たします
・メモを取らせない
⇒あくまでも聞くことに徹することと、憶えさせません。
憶えると、次こなくなるからです。憶えないからこそ、次また来たくなる
状況を作り出します。また人に伝えさせない理由もあります。
・発表は皆の前で
⇒人前で話すことが得意な人はそんなにいるわけではありません。
実はここがポイント。後ほど解説。
・発表者を承認し、褒め称える
⇒どんな発表をしても、承認されることから、社会的欲求を満たさせます。
・無駄に長い
⇒本来は1日で終わる内容をあえて3日から5日間かけて行います。
実は何度も何度も繰り返し繰り返し、思想を伝えることで刷り込んでいきます。
・コンテンツに勧誘することを組み込む
⇒これがやっかいなのです。コンテンツにセミナーに友達を誘うプログラム
を組み込むのです。宿題とかにもします。
・共有という名の下に、広告塔になってもらう
⇒自分のことを共有するという名の下に宣伝をさせます。
・労働力はボランティアを使う
⇒卒業生をボランティアで大体は使います。これも後ほど解説
・初回は高く、次回は低く、より高みはもっと高くの料金設定
⇒初回も高いのですが、より高いレベルのは更に高く請求されます。
しかしフォローセミナーは安く設定し、感覚を鈍らせます。
実際は内容があまりなく、安さも当然の状態なのですが感覚が麻痺している
ので、あまりそのように感じません。
(解説)
大体どこも従業員は10名以下で売上も1億~3億程度。
講師の年収が1,000万円弱。
売上はたいしたことないが、人件費だけなので利益率は高い。
大体各社コンテンツを4~8位持っており、初回は一番人が多く
後の回ほど、脱落者が増えるため少ない。
初回は60~100名程度が一般的。
それだけの人数を回すためには労働力が必要だが、それをボランティアでまかなうことが多い。
そのボランティアは卒業生。
メモも取らせず、また詰め込みセミナーのため、印象に残りにくい。
大体1週間もすれば忘れてしまうところを、フォローセミナーを用意し、定期的に参加させる。
復習の意味で、ボランティアをさせ労働力を確保。
このボランティアをする人たちは、そのセミナーの素晴らしさを信じて疑わない人ばかりなので
本気で人に勧めたがる。
決して悪意があるわけではないので、人によってはたちが悪いと思ってしまう可能性がある。
セミナーの中で人前で話させ、承認させることを何度も行う。
これは絶対に講師は当てない。自発的に発表させないと効果がないから。
また自発的に発表させるよう、巧妙にしかける。
例えば
「これまで一度でも発表したことのある人」
といって発表した人を立たせ、発表していない人は座ったままにする。
(強制だと意味がないので、たたせない)
そうすると自分だけが発表していないという強迫観念に駆られ、発表する気になる。
また、これまで人前で話したことがなく、また自信がない人が発表した際、周りから拍手喝采をどんな内容だろうともらうと、社会的欲求が満たされ、また発表したくなる。
必ず拍手とお褒めの言葉を出し、自信をどんどんつけさせる。
また承認して欲しいから、発表するという循環にする。自信のなかった人には良い効果ではある。
また社員との連携プレーも素晴らしい。
発表していない人を後ろから見張り、リスト化し、定期的に講師に渡す。
よく話す人ではなく、当たっていない人を集中的に当てる。
時間管理も後ろでしっかりと行う。無駄を一切作らない。すべてプログラム通り。
積極度合いなどを後ろでチェックし、勧誘の際アプローチさせる人材を選ぶ際の
参考にする。
(総じての感想)
内容は結構良いものが多いです。しかしどこも集客に課題を感じております。
集客で一番効果があるのはやはり紹介。紹介を強化するためには、やはり
こういった手法がもっとも優れているのです。人件費も浮きますし。
せっかく良い内容なのにそういった行為が怪しくさせており、私自身本当に
もったいないと思います。
また、勧誘するのが下手な人とうまい人ほど、友達をどんどんなくしていくのも事実。
セミナープログラムの中に、人の勧誘を入れており、それを信じて行い、怪しさを
感じた友人がどんどん離れていきます。だから久々の友人がひっかかりやすいのです。
よく分からないから。しかも久々の再開は、セミナーの説明会でだったりします。
いろいろとセミナーやマルチなどを見てきましたが、モデルは完璧にできているため
あとはそれを遂行する講師の人や勧誘者がどこまでうまくできるかがポイントのようです。
せっかく良いコンテンツ、ビジネスモデル的にうまい勧誘手法があっても、講師が下手では
良いと思ってくれる人も少なくなるのも当然です。
また連係プレーなんかは見習うべきところがたくさんあると思います。
ボランティアの人たちに分からないように、うまく連携させる仕組みづくり。
これは会社経営において、幹部しか知ってはいけない重要なことをバイトには
知らせず、純粋に取り組ませる姿に似ております。それがよいのかは別として
手法としてはすごいですね。
以上、1ヶ月にわたり、空いた時間で調査してきた内容でした。
大変でした。


