こんにちは

ツルカワです。

 

今日は先の記事で述べました

「大阪弾丸旅行」のお話。

色々回ったスポットはあれど

まず、大阪行きの切符となった

これについて語らなければなりませぬ。

 

だって、大阪行くって決めたの

出発日の5日前ですから…!

怒涛のスピードで新幹線と宿のチケット取って…

仕事のスケジュール前倒しして。

そこまでして何がツルカワは見たかったのか。

 

それはね「FANTANIMA!2016 」!

先日、東京で大好評のうち終了した展示。

こちらの記事でご紹介しましたよね。

で、この展示、場所を大阪に変え

関西展がおこなわれているのです。

 

というわけで

行ってきました、のは、FANTANIMA!2016 関西展でした。

 

 

関西展は

大阪は中崎町の

乙女屋さん

珈琲舎・書肆/Luft アラビク さんの

2会場に分かれ開催中。

 

東京会場の丸の内オアゾの

広く開かれた空間とは

なにもかもが違う

ひみつの洞窟のような2会場。

 

作家や置かれている作品の

ラインナップも少し異なり

また新しいふしぎの世界が待ち構えていました。

 

というわけで、乙女屋さんに

東京会場でお迎えしたkimikoさんの作品を

連れていき、ご厚意で店内の様子を

一緒に写真撮らせていただくことに。

 

 

 

でもツルカワは

厳密に言えば「展示」だけを見に行くため

大阪行を決めたのではないのです。

先の記事で綴ったように

カタログの乙女屋さんの言葉

「FANTANIMA!は表現の可能性に挑戦するイベントです」

に突き動かされ、そう、

 

会いに出かけたのです。

乙女屋さんをはじめとしたFANTANIMA!

という展示を創っている「ひと」たちに。

 

 

 

ツルカワは恥ずかしながら

FANTANIMA!という企画展は

先日の東京で知ったばかりで、

その歴史やこれまでの概要はまったくの無知です。

 

でも知りたかった。

ロシアを中心とする外国の作家さんと

日本の作家さんが入り乱れての

へんちくりんな生き物の集まり。

 

へんちくりん、としか言いようがないのです。

どの作品も「個性」溢れんばかり、

これでもか!これでもか!というパワーに満ち

それぞれのひとが持っている

「かわいい」や

「すてき」の概念をひっくり返すような展示なんですもの。

 

一体、これをやっているのはどんな「ひと」たちなのか。

 

そう、だから、会いに行ったのです、大阪へ。

突き動かされて。

 

 

 

果たしてその願いはかないました。

乙女屋さん、

アラビクさん、

夜にはちょうど交流イベントがあり

主催の羽関チエコさんにもお会いでき

 

その歩みやロシアの作家の素顔や

ロシア人形事情などのトークも聞くことができました。

 

ちょっとそれを書くと長くなるので割愛しますが

FANTANIMA!の道のりは簡単なものではないということは

よーく分りました。

 

ツルカワの【PlumTree】という企画業の苦労なんて

まったく小さなものですよ。

 

 

 

とはいえ、それは恥じることでもなく

恐れ多いことだけど

感じたんです。

FANTANIMA!創り上げている「ひと」たちの熱を。

その熱は、ツルカワのなかにある灯の熱と

まったく同じではないけど

通じるものを。

 

それがなにより嬉しかった。

そう、ツルカワはその「熱」を確かめに大阪に行ったのでした。

 

 

 

ツルカワ、最近思うんです。

「なにか」を成し遂げるのは

最終的に

おカネでも才能でもなく

「情熱」だなと。

何かを作りたい

何かを表現したい という

突き動かされる想い。それが情熱。

 

どんなにおカネがあったって

どんなに才能があったって

そのとき「それをどうしても成し遂げたい」という情熱がなければ

なにも産まれない。

 

そして情熱って、哀しいかな、

いつまでも心に灯し続けられるものではないんですよね。

ツルカワの経験上ですけど。

才能やおカネと違ってある日気が付くと

ふっと心の中からその灯は消えている。

情熱ってそんな厄介な奴です。

 

 

だから人間がその生涯で

いちばんもったいないことって

 

「情熱」を持て余すこと、だと思うのです。

明日になったらもう価値を感じなくなってしまうかもしれない

その熱を「まあいつかやればいいや」とそのままにしてしまうこと。

たしかにそれだけでは何もできないけど

情熱があれば苦労しようという気にもなる。

何かを成すため努力しようとも思える。

 

「情熱を持て余すな」

パワーあふれる作品とひとに囲まれ

噛みしめたのは

そんな言葉でした。

 

なんか

展示レポではなくなってしまったけど

そんなパワーいただいて帰ってきました。

 

ありがとう、「FANTANIMA!2016 」!

そしてそこから溢れる情熱に敬意を。

 

いろんなものや、ひとから、

いろんなことを教えてもらえるって

しあわせですね。

 

関西の方々詳細を公式HPでチェックして

ぜひ見に行ってくださいね。

(会場ごとに会期が違うので注意です…!)

 

ツルカワでした。