この時期にはアメリカのマイクロソフトがウィンドウズ3.0を発売することが話題となっていた。これは、MS-DOSを拡張する16ビットオペレーティング環境だ。
当時、銀行の基幹システムとして使用されていたのはIBMのコンピューターで、5インチのフロッピーディスクを2枚差し込んだら、ガチャガチャいいながら長時間かかって立ち上がるというものだった。
金融先物デスクは主にワープロと表計算のためにMS-DOSのラップトップ パソコンを使用していたが、ウィンドウズがどのようなものか当時は想像もつかなかった。周りにウィンドウズ パソコンを使っている人はほぼいなかった。
そんなIT時代の幕開けに私が衝撃を受けたのは、アップルコンピュータ社のマッキントッシュだった。ある日、先輩の菜畑さんが長辺80cmくらいの段ボール箱をディーリングルームにえっちらおっちら運んできた。
段ボールから現れたのは立方体のベージュ色の箱で、前面にテレビ画面がついている。何じゃこりゃ? スイッチを入れると「ジャ~ン」というコンピューターの立ち上げ音。なんと画面は白黒だ。
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