デリーからグルガオンに帰る途中で同僚のラガッシュが急に左手を指して「あれがゴミの山だよ」と言います。何かと思って見たら、本当に見事なゴミの山がそびえていました。
記事によるとデリーには3ヶ所のゴミ捨て場があります。すなわち、ガジプールとバルスワとオクラです。私が見たのは、このうちの一つでしょう。
このような光景はまったく予想していなかったので、けっこう衝撃を受けました。ゴミ山の高さはたぶん数十メートルで都内の一般的なオフィス・ビルに匹敵する高さです。ゴミ山には当然ダンプカーが登っていく道があって、そこを順繰りにダンプカーが登って頂上あたりにゴミを捨てていきます。
ゾッとしたのは、ゴミ山にカラスが真っ黒にたかり、わが世の楽園とばかりに何百羽と飛び交っている光景でした。かつてファミコンのゲームで、「悪魔城」か何かでカラスがまるで城を守るかのように縦横に飛び回る光景を思い出しました。
悪いのはゴミを数十メートルにまで山積みした人間であり、カラスに罪はないのですが。このようなゴミ山、当然普通の山のような安定性はなく、不意に崩れ落ちて近隣住民が下敷きとなり死亡しています。それでもゴミ山からの拾得物を目当てにその近くに住む人が後を絶ちません。
世の中というのは理不尽なものだと改めて教えられる、現実です。
↓↓↓参加しています。クリックを宜しくお願い致します☆