私の自宅最寄り駅の駅前に、パチンコ店があります。
店のウィンドウには
「トイレだけでもどうぞ！」
「携帯充電できます！」
など、パチンコやらなくても利用してくださいね～的なキャッチワードがたくさん貼ってあるのですが、これまで一度も利用した事はありませんでした。
しかし、先日。
トイレに行きたかったので、初めてそのパチンコ店の店内トイレに入ってみました。
パチンコ店のトイレは綺麗だ、という話は聞いていたのですが、入ってびっくりしました。
想像をはるかに超えて綺麗だし、おもてなし感も満載。
ハンドソープなんて、泡で出るタイプと液体で出るタイプの二種類があり、衣類の消臭スプレーも微香と無臭の二種類ある。
マウスウォッシュ、脂取り紙、使い捨て歯磨き、爪楊枝、等などビジネスホテル顔負けのアメニティでした。
水まわりもきちんとふかれており、そのまわりをかわいらしい造花でデコレーションしてありました。
でもなぁ・・・
と思う。
トイレに入るまでの通路で見た人たちって、おおよそこういう美意識とは遠いところにいると思われるのですよ。
あぶらとり紙やマウスウォッシュね・・・トイレ出たあとに使わない層だよ・・・・・・
そのパチンコ店は、朝、若い従業員がお店の前にたってニコニコしながら「おはようございます！」とあいさつしてます。
店のまわりの掃除もすごく一生懸命やってます。
営業は２３時までですが、夜中過ぎてもディスプレイの張替を、あーでもないここがいいかな？みたいに言いながら２人がかりでやってるんですよね。
でもやっぱり空回り感が否めない。空回りというか、虚しさかな。
だって、お店の前のバスターミナルにある長椅子には、いつもだらしない格好をした男性や女性が昼間から缶の発泡酒とかチューハイとか飲んでるし、お店の前にヤンキー座りしてカップラーメン食べてる中年のオジサンとかいるんですよ！
あの、コンビニの前とか外でカップラーメン食べていいのは学生だけですよ。
※まあ学生さんも決してお行儀がいいとは言えないですけど
パチンコ店・・・少しでもクリーンなイメージにしようと頑張ってるのはわかるけど。
ふと、少し前に大分県別府市の行政機関がパチンコ店をみまわって、パチンコ店にいる生活保護者の保護費を削減した件についてある人権団体が強く抗議したというニュースを思いだしました。
あれは結局抗議によってなくなったんですよね。
でも、その撤回がまた物議をかもしたんですよね。
正直もう、パチンコは時代にそぐわないのではないだろうか。
衰退産業の虚しさを感じてしまった綺麗過ぎるトイレ。
うーーーん、あまりにも店内がタバコくさかったので、嫌煙家の私はもう行かないな。
頑張って家までトイレは我慢しましょ（笑）
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