昨日の感想文 | 小痴楽のブログ

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スケジュールなどをお知らせ致します。

昨日の日本橋二つ目勉強会にご来場下さいましたお客様、又、行こうか迷ったけども結局ご来場下さらなかったお客様、本当にありがとうございました!
昨日は小遊三師匠がゲスト兼講師で来て下さって高座の袖からずっと睨みを利かせて下さいましたです!

まず自分の録音した奴を聴いての感想から
全体的に早すぎますね。うん。僕は自分の高座、大体を録音して聴くんだけど演ってる最中に感じるペースと聴くのと全然違うんだよね・・・
演ってる時は自分の気持ちの中では落ち着いてて、特に昨日なんかは良い感じだと思ったんだけども、いざそれを聴いてみると早すぎて棒読みってか何を言ってるか分かんないってか。
今度、以上に時間とってめっちゃゆ~っくり演ってみようと思います。
それからお客さん少なくて恐くなって入れ事しちゃったんだけど、全然余計な事だったです。
本当に良いお客さんだった!
ああいう入れ事するなら尚更に落ち着いてゆっくり堂々とやんなきゃ駄目ですな。
入れようか迷ってやめようと決めて高座上がって結局入れちゃったもんだから、噛むわ噛むわ・・・笑
開口一番から噛んでたしね!笑
「笑」じゃねぇわ!笑
いやだから!
・・・はい、こういうの要らないね。
でもまぁ、今まで演った「明烏」の中では一番良い出来だったはず。
これから忘れず復習ったり稽古したりして、ゆっくりこの噺に追いついて行けば良いや!

そして本当に勉強になったのはやっぱり小遊三師匠の高座だよね。
すごかった!本当に!
師匠独特のくすぐりと間、マクラから全てが洗練されてて、終わった後のお店での反省会でも師匠本人が仰ってくれたけど「若いうちは余計な事は要らないんだよ。マクラでも何でも気の利いた事一つで良いんだ」それを実践してくれてた。
そんでドッカンドッカンだったもんな!
それまで正直、ずっと最後まで聴いてはいるけど笑いはしないよ?ってお客さんかと思って恐かった。まぁその後も笑うのは小遊三師匠のときだけだよ?なのかと思って恐かったけども。笑
小遊三師匠のそういうとこ大好きなんだよなぁ。
前座ん時、どっか地方で呑んで喋ってたら「お前の話はつまんない。合間合間に笑うとこ無いし、何が言いたいのかも伝わんないし、バカみたいに長いし黙って?お前ね、知らない第三者に話を聞かせる時は最低30秒~1分に一回は笑う要素入れなね。んで独演会すんなら長くても5~10分でオチ着けて。じゃないと聞いてられないよ」
そう言ってくれた後に突然みんなに自分の地元の友達の話をしだしたんだよね、10分間。気付いたら、みんなずっと笑ってたわ。
あの師匠はそうやって自分の言った事をどこかで必ず実行してくれんだ!だから目が離せなくなっちゃう。
そして本当に師匠に申し訳ないのが、ゲストに師匠で二つ目4人もいてのお客さんの少なさ。
自分の力の無さが申し訳なく情けなさが半端無かった。
だので、僕に連絡をくれて来てくれた方はもちろん、だれかのお客さんか、あそこに居てくれた方には本当に御礼を申し上げます。僕終わるまでみんな帰んないでくれたしね!笑

最後に小遊三師匠に言われた一番重要な反省点を書いて締めくくります。

「明烏」に出てくる『お巫女さん』さんという何度か言い間違えてたみたいです・・・
師匠「お前よぉ、絶対に大阪ではあの噺演るなよ?なんでじゃねぇよ!お前、『お巫女さん』って言葉、ずっと『オメコさん』って言ってたからな?あれ、今度から『お』を抜きな!いくら好きだからって、あらぁいけねぇよ?」
言われて聴いてみたら確かに言い間違え・・・
3分間に4回もオメコ、オメコ言ってる・・・

皆さんも「明烏」演る時は気を付けて!

それではごきげんよう!