本日、お伺いしたお宅で受験生が戦意喪失という事態に直面。
保護者の方はオロオロするばかり。
こういう時、藤川はスパッと諦めます。
受験目前で一番大切なのはモチベーション。戦意の無い受験生に勝利はありません。モチベーションが低下しているときに、無理矢理勉強させようとしても逆にそれが更なるマイナスを生んでしまいます。それぐらいならば、いっそスパッと勉強は諦めて気分転換に費やした方が良いと思っています。
そんなわけで、今年のペナントレースの予想や、オリンピックネタなど。雑談に終始。
端から見れば、確かにタダ遊んでいるだけにしか見えないかもしれません。しかし、こういう時、家族が何を言ってもだいたい受け入れられないものなのです。他人だから、状況を変えることが出来るのです。
たとえ今日の授業を潰してでも、これ以上の日数を潰すよりは結局収支はよいのです。
やる気を無くしてふて寝をしていた最大の理由は、
「過去問を解いていたら全く解けなかった」
というものでした。
このところ志望校のボーダーに肉薄していたので、相当ショックだったようです。
「よかったじゃない。これで、この苦手な問題は本番に出てこないよ。過去問集に出てくる問題を出す馬鹿はいないって。」
この一言を聞いて、この生徒さんの顔が変わりました。
正直に言えば、出る可能性はあるんです。ですが、相対的には出ない可能性の方が高い。そして、そう考えなければ、マイナススパイラルに陥るだけです。
受験まであとわずか。
全員に出来れば差しきって欲しいと心の底から願っています。