2014年10月の旅 8 (御金神社と昼ご飯) | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

烏丸通りを越えて更に西に進む。

 

金色の鳥居が見えたので立ち寄ってみた。“おかね”と書いてあるが、『御金(みかね)神社』である。

 

金属と鉱物の守り神である「金山毘古命(かなやまひこのみこと)」を主祭神としており、元々は個人宅の小さな社だったとのこと。この神社のある西洞院(にしのとういん)通りの1つ東側の釜座(かまんざ)通りには昔から茶釜を鋳造する鋳物職人が多くいたことや、烏丸通りより1つ西の両替町通りには金座、銀座があったことで両替商が多くいたこともあり、明治に入ってから社殿と境内が整えられたそうだ。

 

訪問した当時は金属・鉱物を取り扱う商社や飛行機、鉄道、船舶製造業の方々が多くお参りされると聞いた。手水にはお金を洗う籠も用意されていた。

 

こちらが元城巽中学校、元京都御池中学校跡地に建つ京都市立京都堀川音楽高等学校(通称、堀音)。日本で唯一の音楽科単独の公立高校であり、著名な卒業生では指揮者の佐渡裕、元クライズラー&カンパニーのバイオリニスト葉加瀬太郎がいる(両者とも前身の京都市立堀川高等学校音楽科出身で、同校芸術顧問)。構内には300席を有する国内最高水準の音楽ホール、多数のレッスン室・ソルフェージュ室(計36室)、更に2年生は11月にヨーロッパへの研修旅行もあり、非常に充実した環境で音楽を学べる。

 

さてさて、歩き回ってもうすぐ正午。昼ご飯は『喫茶マドラグ』へ。元々は『喫茶セブン』というお店だったが、マスターが他界し閉店状態だった同店を好んでいた現マスターが新たに開店した経緯があるようだ。

 


お店の中はいささか古めかしい感じで、どうやら『喫茶セブン』の名残があるのだろう。私は以前を知らないので詳しいことはわからない。

 

『コロナの玉子サンドイッチ』。閉店した「洋食店コロナ」名物の玉子サンドイッチを再現したものとのこと。写真でサンドイッチのパンの左側の内側にマヨネーズ、右側の内側にソースが塗られており、熱々の厚々の玉子焼きが挟んである。出来立ては非常に熱くて食べるのが容易ではないが、もの凄く美味しかった。再現したくなる理由がわかる。

 

お店の方も優しく、雰囲気がとてもよかった。

 

ドアガラスの文字体も風情があってよい。

 

大人数がワイワイする場所ではなく、カップルがゆっくり過ごすのにちょうど良いのではないだろうか。

 

烏丸通りに戻ってきた。こちらは京都国際マンガミュージアム。周辺の小学校と統合した京都市立龍池小学校の跡地にあり、建物も一部はそのまま使用されている。

 

入館料は大人¥900-で、当日であれば再入場も可能。約30万冊のマンガ等を収蔵しており、その内約5万冊が自由に手にして読むことが出来る。館内でも芝生の上に寝ころびながらでも。残りの約25万冊は閲覧可能な部屋でのみ公開されている。私はそれほどマンガに興味がないので、外から伺うのみ。

 

京都市営地下鉄烏丸御池駅にて。古都京都のイメージとは違い、最近ではマンガ・アニメのイメージが出てきている。

 

平安京が出来てから1200年以上、都は古いものを残しながら新しい文化も取り入れて反映してきたのだろう。

 

<つづく>