京都市営地下鉄東西線に乗って3駅先の東山駅で下車。駅から適当に路地に入って適当に歩いてみる。
歩いていたら水の音が聞こえてきたのでそちらに向かう。
白川。京都東山の1つ、如意ヶ嶽(大文字山)の北側から発し、銀閣寺の西を通り、琵琶湖疎水分線の上を流れ南下し、南禅寺の西側で琵琶湖疎水と合流。その後、平安神宮の南側で再び別れて南下し、八坂神社辺りを避けるような形で西に向かい、四条大橋の北140m程の地点で鴨川へと流れ出す。結構水量があって驚いた。
白川を辿るように歩いてたら、遠目に鳥居が見えてきた。
平安神宮の大鳥居。高さ約24.4m。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造鉄網モルタル塗で、明神型。
平安神宮を正面に見て右側には京都市美術館。2019年からはネーミングライツにより、「京都市京セラ美術館」となっている。1926(大正15)年に開館した東京府美術館(現:東京都美術館)に次いで1933(昭和8)年に開館した公立美術館で、建物としては現存する公立美術館で一番古い。
京都市美術館の前にあるのは京都府立図書館。日本で最初の公立の公開図書閲覧施設でもある。
美術館で時間を潰すのもいいかもしれないと思ったが、歩いていて気持ちの良い天気だったこともあり、まだ未訪問だった平安神宮へ行ってみることにした。
兵庫県の観光バス会社、エスカルゴバスの車両。ちょっと年式が古い車両に見えるが、2021年8月現在もHPに掲載されているので、現役バリバリなのか、大切に車両を扱っているようですね。
平安神宮。歴史は古くなく、平安遷都1100年を記念して1895(明治28)年に創建され、遷都を行った第50代桓武天皇を祀る神社である。
入口となる應天門。
應天門を潜ると、正面に大極殿、手前左右に手水がある。門の手前にも手水舎はあるんだけどね。
入って右手側は蒼龍。左手側は何だろう、白虎かな?
外拝殿となる大極殿。社殿は平安京の大内裏の正庁である朝堂院を8分の5のサイズに縮小して復元されたもの。
右手にある神楽殿。
釣灯篭は火袋の窓に蒼龍・朱雀・白虎・玄武の四神があしらわれている。これは蒼龍。
訪れた時にちょうど結婚式が執り行われていた。
偶然ではあるが、何かご利益があるような気がした。
私の他にも同じように写真を撮られている方も多く、観光地あるあるなのかもしれない。特に外国人観光客には良いタイミングだったかもしれない。
残念ながら平安京の建物がどのぐらいの大きさだったかはわからないが、これよりも1.6倍程大きいので、結構な高さだったのではないだろうか。
右近の橘。
生ってる。
左近の桜。
大極殿から應天門を見る。京都って空が広いのね。
京都三大祭の1つである「時代祭」は平安遷都1100年と平安神宮の創建を祝して1895(明治28)年に始まったものだが、2021年はコロナの影響もあり昨年に引き続き行列(毎年10月22日に実施、京都御所から平安神宮まで)が中止となった。
※本殿祭やその他の神事等は執り行われる。
<つづく>