札幌満喫の旅 35 (札幌芸術の森美術館へ) | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

札幌芸術の森野外美術館をざっと見て周った。

 

エントランスに戻ってきた。“寄生獣”みたいでなんか怖い・・・。

 

入る時に蹲っていた鴨が立ってた。やっぱりこれは彫刻ではなかったか。

 

札幌芸術の森野外美術館は7.5haの敷地内に常設展示が74点(64作家)もあるので、天気も気候も良い日にゆっくりと見て周ることをお勧めする。で、ここから歩いて(普通の)美術館に移動する。

 

工芸館前の池にあるマルタ・パンの『浮かぶ彫刻・札幌』。野外美術館前にあるライモ・ウトゥリアイネンの『昇』と同じく札幌芸術の森のシンボル彫刻の1つである。

 

『昇』(ライモ・ウトゥリアイネン)

 

マルタ・パンの『浮かぶ彫刻』シリーズは国内だと「箱根彫刻の森美術館」にもあり、海外だとゴッホコレクションで有名なオランダのクレラー・ミュラー美術館に他の作品とともに展示されている。クレラー・ミュラー美術館はデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園内中央部にあり、国立公園は約5500ha(世田谷区よりちょっと小さい程度)、美術館の敷地(彫刻庭園を含む)は約25ha(浜離宮恩賜庭園と同じぐらい、東京ドーム約5.3個分)と規模が違う・・・。この美術館に行かれた方のブログを見る限り、自転車での移動が正しいようだ。

余談だが、2021年9月には東京都美術館にてクレラー・ミュラー美術館が所蔵するゴッホコレクションがやってきて、ゴッホ展が開催される。『麦わら帽子のある静物』、『森のはずれ』、『レストランの内部』、『石膏像のある静物』、『糸杉に囲まれた果樹園』、『レモンの籠と瓶』、『種まく人』、『サン=レミの療養院の庭』、『悲しむ老人(「永遠の門にて」)』、『夜のプロヴァンスの田舎道』、『花咲くマロニエの木』とその他にミレー、ルノワールなどの作品や、ファン・ゴッホ美術館からも『黄色い家(通り)』などがやって来る(2021年8月時点での情報)。

 

向こうに見えるのはクラフト工房。

 

美術館が見えてきた。ん? 火事?

 

いや、意図的に霧を発生させているようだ。目を凝らすとノズルが見える。

 

晴れた真っ昼間に“霧”なんて、ちょっと頭の中が困惑する。

 

時間が経つと霧が減ってくる。奥に見えるのはクラフト工房。

 

この霧も札幌国際芸術祭の展示の1つと知ったのはこの後。なかなか面白い仕掛けだった。

 

<つづく>