札幌満喫の旅 30 (4日目の朝) | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

旅4日目。この日は1日中札幌市内。

 

朝遅く起きてやって来たのはここ、平岸高台公園。

 

北海道のローカル番組『水曜どうでしょう』ではオープニングとエンディングでこの公園で収録することが多く、その理由としては制作テレビ局である北海道テレビ放送(HTB)(写真右端)のすぐ近くにあるという理由が最もだろう。実際、その雰囲気を味わおうと全国からこの山のような断崖(傾斜地)を見に来ているのだが、実際この日も私の他に数名程いらっしゃっていた。右端に写っているHTBは2018年9月に札幌市街地中心の「さっぽろ創世スクエア」に移転し、旧社屋であるこの建物は取り壊されている。建物の屋上右側にマスコットキャラクターの「onちゃん」が乗っている。

 

ナナカマドの実がなっている。

 

東京だとあまりナナカマド自体を見る機会も少なく、紅葉する前のナナカマドを見るのもあまり記憶にない。名前の由来は「燃えにくいので、7度竈にくべても燃え残る」と教わったのだが、実際には薪として普通に燃えるとのことらしい。

 

ちょっと早いが昼ご飯。平岸高台公園から歩いて15分ぐらい(地下鉄南北線南平岸駅から約10分)のところにある「麺eiji 平岸ベース(MEN-EIJI HIRAGISHI BASE)」にで『魚介豚骨醤油』をいただく。店主のこだわりが凄いのか、各素材の説明書(?)がカウンターに用意されていて、それを読むだけでもラーメンを待つ甲斐がある。私からするととても上品なラーメンで、和風出汁と柚子のジュレ(写真上側)をちょっとずつ溶かしていただけば最後までさっぱりといただける。非常に美味しかった。この他にも色んなメニューがあり、食べてみたかったがまた来る機会があった時のお楽しみとしておいた。

 

地下鉄の駅へと戻る道すがら、とある幼稚園の色んなタイプの送迎バスを見かける。コースによって決まっているのか、毎日違うタイプが来るのかわからないが、園児たちも楽しみに待っているのかも。

 

正面に見えるのは地下鉄南北線のスノーシェルター。南平岸駅から終点の真駒内駅までは地上高架を走り、雪対策としてこのドーム型のシェルター内を列車が通る。

 

ちょうど車が走っている辺りで地下から地上へと上がってきている。

 

地下鉄南北線の南平岸駅。地下鉄だが高架駅なので窓もあり明るい。窓がある理由は夏場の熱さ対策らしい。

 

真駒内行がやって来た。札幌市営地下鉄は全部で3路線あり、全線でゴムタイヤ式の地下鉄車両が運用されている。業界用語で言えば「案内軌条式鉄道」といい、札幌市営地下鉄と同じものだとモントリオール地下鉄などがあり、案内軌条式鉄道という括りで国内だと東京の「ゆりかもめ」、名古屋の「名古屋ガイドウェイバス」神戸の「ポートライナー、六甲ライナー」、広島の「アストラムライン」がある。

 

車内の様子。車幅は新幹線よりも狭いものの普通の鉄道よりは広い。なのでゆったりしているように見える。

 

スノーシェルター内を走るが窓があるため明るい。

 

終点の真駒内駅は山の端にあるので、草木が目立つ。

 

札幌市営地下鉄南北線の終点、真駒内駅。1972年の札幌オリンピックのメイン会場最寄り駅として1971年12月に開業。

 

地下鉄だが高架式の駅となっており、ホームは2階部分にある。背後(東側)は山となっており、手前側(西側)のみに開いている。

 

そのため、駅に沿って南北に細長いバス乗り場が続く。目の前は団地があり、元々オリンピック選手村などだったため、駅前によくあるような商業施設といった類の建物はあまり見られない。

 

バス乗り場に戻り、ここから目的地へ移動。

 

<つづく>