九州バス旅 35 (阿蘇山ロープウェー) | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

阿蘇山の火口を見に行く。

 

阿蘇山の中岳火口へはこの阿蘇山ロープウェーを利用して向かう。結構並んでいる。

 

さて、ゴンドラに乗車。ん? ゴンドラは「乗車」なのか? 「搭乗」なのか? 「乗箱」?じゃないし、「乗ゴンドラ」はおかしいだろう。乗車でいいや。因みにゴンドラのデザインはJR九州でお馴染みの水戸岡さん。

 

阿蘇山西駅を出発。1958年に開業。営業距離は858m、高低差は108mを所要時間4分で結び、乗車定員は91名で15分~20分間隔で運行していた。

 

阿蘇山西駅の駐車場には結構多くの車が停まっていた。夏休みに入ったばかりの日曜日、そりゃ混んでるだろう。

 

左側の道路は阿蘇山公園道路で阿蘇山西駅前の山上広場から火口近くの駐車場までを結ぶ有料道路。左奥には烏帽子岳、中央やや右の白い建物が阿蘇火山博物館。

 

阿蘇山西駅行とすれ違う。

 

火山の中でもあるので、大きな木などはない。というか、現在も活動している火山の中にロープウェイがあるのは珍しかったのではないだろうか。

 

右には杵島岳が見える。阿蘇山の火口は厳密とは言えないが中央奥の白い建物である阿蘇火山博物館のさらに奥の外側火口までである。つまり、ずーっとさっきから火口の中を旅しているのだ。

 

たった4分なので、あっという間に山頂駅に到着。ゴンドラの屋根には小さな礫が乗っているように見えるが・・・。

 

山頂駅には注意書きが。でも、この注意書きの上の回転灯が光った時にはもう手遅れなんじゃないかと思ったり・・・。

 

こちらには中国語、日本語、韓国語、英語での注意書きが。おっ、ランプが光っているけど、大丈夫?

 

因みに、阿蘇山ロープウェーは2016年の熊本地震や中岳噴火より被災し、運行を休止。その後、2020年度の運行再開(日本初のフニテル2両連結交走式に変更予定)に向けて復旧工事を行っていたが、火山活動の長期化などで断念し、代替バスへと切り替えた。2021年7月現在は阿蘇山西駅跡地に「阿蘇山上ターミナル」を建設し、『阿蘇山火口シャトル』(40人乗りバス)を山上ターミナルから火口付近まで運行している。ただし、1日4往復しかないので乗れない可能性も否定できない。

 

<つづく>