九州バス旅 34 (九州横断バス3号⑤) | Qの乗りつぶしニッポン

Qの乗りつぶしニッポン

日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

阿蘇山に入る。

 

米塚。標高は954mで、この辺りからの高さは約80m。火山活動に伴う玄武岩質の火山砕屑物(火口から噴出した固形物で溶岩以外のもの)が火口の周りに降り積もり丘(火山砕屑丘)となったもの。特に、マグマを吹き散らすように噴火する“ストロンボリ式噴火”によってマグマ内の火山ガスが抜けたことで多孔質の黒色の溶岩礫(スコリア)が降り積もっていることから、分類的には「スコリア丘」とも呼ばれる。同じ成因の山が阿蘇山には杵島岳、往生岳(溶岩流があったため馬蹄型となっている)、蛇ノ尾(米塚から流れ出た溶岩流が取り巻いている)があり、富士山の周辺では大室山(伊豆半島)、その他にも伏馬山(山口県萩市)、島根県の中海に浮かぶ大根島の大塚山、現在も成長中なのは小笠原諸島の西之島がある。

 

しかし、まあプリッとした綺麗な形をしている。

 

角度が変れば火口崖があろうという見え方もする。

 

阿蘇駅に向かう県道111号線は一部工事中のようだ。右の山が杵島岳でスコリア“丘”という割には結構な崖に見える。

 

バスは阿蘇山中央部へと近づいていく。正面は烏帽子岳(1336m)。

 

烏帽子岳の北側に広がる草千里ヶ浜を恐らく見ているのだろう。阿蘇山観光の名所の1つだ。

 

草千里ヶ浜では乗馬体験もできる。

 

道路は阿蘇山の外側火口の西端から中央へと入っていく。

 

草千里ヶ浜前にある阿蘇火山博物館。この右手にはレストハウスが立ち並ぶ。バスはここで数人の乗客を降ろす。

 

バスは先へと進む。正面には中岳が噴煙を上げる。

 

こういった池は雨が降った際に窪地に水が溜まってできる。

 

内側火口をさらに進む。

 

これが「あか牛」なのかな。

 

雲に紛れてわかりにくいが中岳(中央やや右)が噴煙を上げている。

 

AM11:04、定刻通りに阿蘇山西駅に到着。ここから阿蘇山の火口を見に行く。

 

<つづく>