九州バス旅 5 (あそ号②) | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

延岡から熊本行きの路線バス「あそ号」を利用して高千穂へ。バスは北方延岡道路を降り、国道218号線を西に進む。

 

北方ICと国道218号線をつなぐ荒平山トンネルを潜る。道路脇にはISEKIのコイン精米機。田舎でよく見かける風景だ。

 

先程までの雨の影響か、靄っている地域が多い。

 

五ヶ瀬川の支流の綱の瀬川に架かる槙峰大橋を渡る。ここが延岡市と隣の日之影町との境。

 

槙峰大橋からと五ヶ瀬川に並行する県道237号線(旧国道218号線)と高千穂鉄道の旧綱ノ瀬橋梁が見える。旧綱ノ瀬橋梁は42連の鉄筋コンクリート製連続アーチ橋で、その様子が少し見える。

 

2005年の台風14号による橋梁や路盤流失の影響で廃止となった高千穂鉄道はこういった山間を五ヶ瀬川に沿って進む風光明媚な路線であった。ただ、当時は利用客も少なく、国鉄から第三セクター鉄道になったからには台風による影響だけではない廃止を避けられない運命だったのかもしれない。

因みに、廃線後の高千穂鉄道車両は阿佐海岸鉄道へ無償譲渡された。

 

こちらは青雲橋。

 

青雲橋の眼下には高千穂鉄道の旧日之影橋梁が見える。

 

ちょっとずつ明るくなってきた。

 

ごかせ号で通ってきた際にも見た天翔大橋。

 

岩戸川に架かる高千穂鉄道の旧高千穂橋梁。延岡側から上路鈑桁、3径間連続上路ワーレントラス、単純上路ワーレントラス、合成桁という径間構成で、全長約353m、水面からの高さ105m。供用されていた当時では日本一の高さであった。2021年現在で日本一高い鉄道橋は大井川鐵道井川線の関の沢橋梁の約71m(水面からの高さ)。

 

延岡を出発して約1時間で高千穂バスセンターに到着。

 

ここで降りたのは私だけで逆に乗る方が多くてちょっと驚いた。

 

<つづく>