九州バス旅 3 (ごかせ号②) | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

PM13:35、熊本県から宮崎県に入る。丁度その瞬間。

 

川の畔にあるのは蕎麦焼酎で有名な雲海酒造の五ケ瀬工場。『雲海』や『那由多の刻』はこの工場で造られている。

 

高千穂町の市街地へと入ってきた。写真中央辺りが高千穂峡で、渡っている橋は神都高千穂大橋(しんとたかちほおおはし)で下を流れる五ヶ瀬川の水面からの高さは約115m。欄干の奥に薄っすらと見えるのは高千穂大橋で水面からの高さは約75m。

 

高千穂バスセンターに停車。車内の座席はこんな感じ。

 

五ヶ瀬川の支流の岩戸川に架かる雲海橋を渡る。水面からの高さは115m。崖の上の街が高千穂町でこの橋を渡ると日之影町に入る。この写真の反対側には鉄道橋として日本一の高さを誇った高千穂橋梁(水面からの高さが105m)がある。現在はトロッコ車両による観光で使用されている。

 

左手に見えるのは日本最大の鉄筋コンクリート固定アーチ橋の天翔大橋で、アーチスパン260m、水面から高さ143mは共に鉄筋コンクリート造橋の中で国内最大。右奥には五ヶ瀬川の支流の秋元川に架かる水ヶ崎大橋も見える。こちらは高さ約130m。

 

バスは順調に国道218号線を走り、波瀬(はぜ)大橋を渡る。右手に見えるのは癒しの森運動公園。

 

歩道に高い柵が設置されている青雲橋を渡る。青雲橋は橋長410m、支間220mのスパンドレルブレースドアーチ橋で国内最大支間を有し、五ヶ瀬川の支流である日之影川からの高さ137mで開通時点(1984年)では日本一だった。また、斜吊り鉄塔を用いないタイバックカンチレバー工法で架設したアーチ橋としても有名とのこと。架橋当時は「東洋一」と謳われていて、私も祖父に連れられて下の日之影の市街地から見上げたり車で通ったりしたものでした。

 

国道218号線は五ヶ瀬川に沿って、たまに跨いで東へと進む。ちょっと天気が悪くなってきた。

 

あれ程高かった崖の上からいつの間にか降りてきて、五ヶ瀬川がよく見えてきた。川の中では鮎釣りをしているのかな。五ヶ瀬川は夏から秋にかけて鮎で有名。

 

こちらは上崎橋で鋼単純ニールセンローゼ桁橋。長さは201mでシンプルな造りだ。

 

こちらは川水流(かわずる)橋。奥が曲弦ワーレントラス、手前が平行弦ワーレントラス橋。幅が4.5mと狭いために上流30m側に新しい橋を架け替えることが決定している。

 

北方ICから北方延岡道路に入り、延岡ICまでショートカット。延岡JCTは東九州自動車道へと乗り入れる。

 

ずーっと山の中だったが、ようやく都会らしき街に出てきた。終点はもうすぐ。

 

五ヶ瀬川を渡る。これで何回目だ?

 

PM14:50、15分遅れで終点の延岡バスセンターに到着。高速バスだが、所要時間4時間半の内約半分が一般道。車窓はいい景色が多く、楽しいバス旅だった。

 

<つづく>