ヨーロッパ4か国周遊の旅(123)  <7日目:ベルリン散策② 100系統に乗って> | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

路線バスの車窓からベルリン市内をプチ観光する。

 

ヴィルヘルム通りを進むバス。反対車線の同じ100系統のアレクサンダー広場行きとすれ違う。

 

ヴィルヘルム通りを左折し、ドロテーエン通り[Dorotheenstraße]、そして国会議事堂横のシャイデマン通り[Scheidemannstraße]へと進む。シャイデマン通りの由来は、第一次世界大戦休戦直前にあったドイツ革命後の1918年11月9日に写真右手に見える国会議事堂の窓からフィリップ・シャイデマンがドイツ共和国(ヴァイマル共和国)の宣言をしたことから。その後、シャイデマンはドイツ共和国の初代首相となる。

 

シャイデマン通りは途中からジョン・フォスター・ダレス通り[John-Foster-Dulles-Allee]へと名前を変える。ジョン・フォスター・ダレスはアイゼンハワー大統領時代のアメリカの国務長官。この通りの南側(写真左側)がティーアガルテン。

 

こちらは世界文化の家[Haus der Kulturen der Welt]。ヨーロッパ圏以外の様々な国の文化などをドイツ国内向けに紹介する政府機関の建物。

 

シュプレー川の向こうに見える丸みを帯びた建物は連邦議会の代表団や連邦職員の住居に使用されている[Die Serpentine]という建物。上から見ると、文字通り蛇のようにくねくねとした変わった形状となっている。

 

ジョン・フォスター・ダレス通りがシュプレー通り[Spreeweg]に突き当たり、バスは左折。写真右手側に連邦大統領府と連邦大統領官邸であるベルビュー宮殿がある。

 

バスはティーアガルテンの中心、ジーゲスゾイレのあるグローサー・シュテルン[Großer Stern]を通る。

信号機が邪魔をする。

 

路線バスでジーゲスゾイレに行きたい場合はグローサー・シュテルンが最寄りのバス停となる。

 

バスはグローサー・シュテルンからそのまま南下し、ティーアガルテンを抜け、クリンゲルヘーファー通り[Klingelhöferstraße]へと入り、『北欧大使館/アデナウアー財団[Nordische Botschaften/Adenauer-Stiftung]』バス停に停車。写真右手に北欧4か国の大使館と大使官邸がある。 

 

クリンゲルヘーファー通りは大使館が多く、写真のメキシコ大使館以降、セネガル、マレーシア、バーレーン、モナコ、ルクセンブルクの各国大使館が並ぶ。

 

こちらはメルケル首相が所属する中道右派政党、CDU(ドイツキリスト教民主同盟[Christlich-Demokratische Union Deutschlands])の本部。

 

バスはクリンゲルヘーファー通りからそのままシル通り[Schillstraße]へと進み、クアフュルステン通り[Kurfürstenstraße]へと右折し、西へ向かう。

 

<つづく>