ヨーロッパ4か国周遊の旅(56)  <4日目:CNLに乗ってコペンハーゲンへ④> | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

さて、気が付けばどうやらドイツからデンマークへ入っていたようだ。知らぬ内に国境を越えるなんて。

 

車両の最後尾の景色。複線区間の片側を工事中。この影響で遅れているのか?

 

トンネルってあったっけと言うぐらいに平坦な土地を進む。

 

乗車のサービスでいただいた水。もうすぐAM9時。そろそろ朝ごはんの時間だ。

 

E45(欧州自動車道路)を跨ぐ。E45号線はノルウェーのアルタ(人口1万人以上の都市としては世界最北)からフィンランド、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、オーストリアを経て、イタリアのシチリア島のジェーラへと続く約5200kmの高速道路(南北を結ぶ路線としては最長)。

 

酪農や畑が続いていたが、やっと街らしい街にやってきた。庭が広い。

 

レンガ造りの建物が並ぶ。

 

車の通行量から見て、それほど大きな街ではなさそう。

 

複合住宅の屋上にはソーラーパネル。

 

コリング駅[Kolding]に約1時間半遅れで到着。DB関連の貨物車両が置いてあった。

 

丁度AM9時になった時、大柄でふくよかな女性の車掌がテーブル片手にやってきた。「おはようございます。朝食の準備をするわよ。」と。恐らくだが、ドイツとデンマークの国境辺りの駅であの口の悪い車掌と交代したのだろう。

 

テキパキとセッティングをしていった。

 

ベッド面だった背もたれ部を(ヘッドレストの上の)金具を持って上に引き上げて座席に変えた。意外と簡単な仕組み。

 

1等車の朝食。パン、チェリージャム、マーガリン(2個)、クリームチーズ、リンゴのジャム(みたいなデザート)、レバーペースト、コーヒー、オレンジジュース。「パンとコーヒーはおかわりあるわよ。」と。この時間に朝食を食べる乗客は私しかいないようで、多分余っているのかもしれない。

 

レバーペースト。実はレバーが大の苦手。でも、折角なんで食べてみた。やっぱりダメだった(全部食べたけどね)。

 

コリング駅を過ぎた辺り。目の前にはコリングフィヨルド。“フィヨルド”を見て、「北欧に来たんだな」と感慨に耽ってしまった。ま、いわゆるよく見るフィヨルドではないけどね。

 

因みに、コリングは愛知県安城市と姉妹都市を締結している。安城市が「日本のデンマーク(明治用水開通による農業の発展を意味して)」と言われていたことに由来するらしい。

 

<初>陸路での国境越え(知らぬ間にデンマーク)、車内で食べる朝食

 

<つづく>