●初めに
インフルエンザが猛威を振るっている。これは数年前のコロナ禍に国民が「無菌化」を望んだからだ。無菌化とは抵抗力を捨てる事だ。無菌化を政治形態に例えるならファシズム、全体主義、独裁主義に該当するんだ。だって独裁国家の国民は国家に対して無菌化の状態だから。
世の中はばい菌や雑菌に溢れている。僕達は無菌化ではなく抵抗力を持っのが一番だ。
トランプ支持者は1950年代のアメリカの復帰を望んでいるようだ。第二次世界大戦で独り勝ちして超軍事大国で金持ちのアメリカ。
僕は1950年代をまったく知らない。生まれてないとは云わないが記憶は1960年代からだ。
世相を知るためには当時のテレビドラマ知るのが一番だ。ネットで調べるとあった。あった。
1954から始まった【名犬ラッシー】ラッシーはコリー犬だが、このドラマの主人公はラッシーを買っている家族なのだ。
家族の家は一戸建で芝生の広い庭がありスプリングクラーが廻る。旦那さんは車で会社へ行く。トヨタでもフォックスワーゲンでもなくガソリンを飲む馬鹿デカいフォードだ。
妻は専業主婦でありクッキーを焼いたりフルーツポンチを作る。旦那さんが夜の生活を求めたら絶対拒否しない。小学生の子供が二人いて日曜は家族で教会へ行く。家族は白人だ。
マーチン・ルサー・キングの公民権運動は1960〜1970年代だからこの時代に黒人は奴隷に等しい。
公民権運動に真っ先に賛成したのがJ・F・ケネディ大統領だ。だが彼は暗殺された。キング牧師自身も暗殺され司法長官のロバートケネディも聴衆の面前で射殺された。ケネディ大統領を暗殺したのはオズワルドと云われるが彼も事件から2日目に聴衆の前でジャック・ルピーから射殺されそのルピーも直ぐに病死するのだ。
トランプ支持者にLGBTQについて尋ねると答えはみな同じだ。「神は男と女しか作らなかった」
僕が捕捉するなら「神は男と女の白人しか作らなかった」
日本も含め先進国はどうしても少子高齢化になる。何故だか分かる?一夫一妻を信じなくなったからだ。一夫一妻は戦争するための制度だ。君は知らなかっただろう?
人口が減れば経済はすたれる。人口が増えれば経済は活発になる。経済論の常識だ。
日本を始めとする先進国は労働者不足にあえいでいる。
第二次世界大戦で600万人のユダヤ人をガス室に送ったドイツはホロコーストの反省から多くの移民を受け入れた。ドイツの人口の3割は移民である。
ドイツの経営者は云う「きちんと仕事してくれたら国籍は関係ない」
正月開けに千葉沖で日本の漁船が沈没したが、乗っている多くは外国人だ。日本の産業も外国人なしでは成り立たたない。
アメリカは先進国の中で唯一人口の減らない国だ。移民の国だからだトランプは史上最大規模で不法移民を追放するらしい。
だが移民がやっていた安くて汚くて危険な仕事は誰がやる?アメリカ人はやらないぞ。だからたちまち街はゴミだらけになる。
トランプを始めとしてアメリカ人は共産主義者を憎み怖れる。そして彼等を極左と呼ぶ。
だが共産主義など世界の何処にある?中国、ロシア、北朝鮮と選挙のない国は共産主義国家か?あれは独裁国家だ。
共産主義国家は世界中何処にもない。強いて云うとレーニンの革命初期のソ連だけだ。