【税制・登録の優遇 〜賢く制度を活用して、開業コストを抑える〜】

開業を考える鍼灸マッサージ師にとって、「資金調達」と並んで不安要素となるのが 開業コストと税金の問題です。
物件取得費、内装工事費、設備購入に加えて、団体等の加入や開業届や会社設立時にかかる税金や登録費用…。
想像以上に出費がかさむため、「開業したいけれど、資金がギリギリ」という声もよく聞かれます。

しかし、ここでも 特定創業支援等事業 を活用することで、大きなメリットを受けられる可能性があります。

法人設立時の登録免許税が半額に

この制度を活用して自治体から「特定創業支援等事業を受けた証明書」を取得すると、会社(法人)を設立する際にかかる 登録免許税が半額 になります。

具体的には──

  • 通常:株式会社設立時の登録免許税 → 資本金の0.7%
  • 優遇適用後:0.35% に軽減(※最低税額も半減)

たとえば、資本金300万円で会社を設立する場合、通常21,000円の税金が約10,000円ほどに。
開業初期はどんな支出も大きな負担になるからこそ、こうした制度の活用が効いてきます。

鍼灸マッサージ師にとって法人化の意味

「鍼灸師って、個人開業が多いのでは?」
そう思う方も多いでしょう。
確かに、業界全体では個人事業主として開業する人が多数派です。

しかし、法人化には次のようなメリットがあります。

  • 経費計上の範囲が広がる(節税効果)
  • 複数の施術者を雇用しやすくなる
  • 信頼度が高まり、提携先や保険会社との取引がスムーズになる

つまり、「施術者としての自分」から「事業主としての自分」へとステップアップできるのです。
ツボ×ラボのようなシェア施術所を拠点に法人化を進めることで、固定費を抑えながら組織的な経営を実現することも可能です。

開業届を出すだけでも得られるメリット

法人化までは考えていないという方でも、個人事業主として開業届を提出する だけで得られるメリットはあります。

  • 青色申告が可能になり、最大65万円の控除が受けられる
  • 経費を正しく処理することで節税につながる
  • 金融機関や自治体の支援制度に応募しやすくなる

これらの恩恵をしっかり受けるためにも、「制度を知る」「正しく手続きを行う」ことが大切です。
特定創業支援等事業を通じて行政の担当者とつながることで、手続き上の疑問点も解消しやすくなります。

ツボ×ラボと制度の組み合わせで開業を後押し

ツボ×ラボでは、開業を目指す施術者に向けて、事業計画の作成支援や行政手続きの流れについてのアドバイスも行っています。特に「特定創業支援等事業を受けた証明書」を取得するためにどのような順序で行えば良いか、自身の失敗談を元に失敗しない手順をお伝えします。
「どんな形で開業すべきか」「法人化はいつがベストか」といった相談も、経験豊富な先輩施術者と共有しながら考えることができます。

特定創業支援等事業の活用で税負担を軽くし、ツボ×ラボのサポートで初期コストを抑える。
その二つを組み合わせることで、より堅実で安心な開業が可能になります。

次回予告

次回は、特定創業支援等事業が提供する 「経営支援と相談体制」 に焦点を当てます。
「経営なんて苦手…」「数字がわからない…」という方も大丈夫。
鍼灸マッサージ師が“施術以外”の分野でも成長できるサポートの実例をご紹介します。