技術がある人ほど苦しむ、届け方を誰も教えてくれないから

患者さんが本当に求めているもの

鍼灸師・施術者の挑戦を支える活動と情報発信を行っている

QVファクトリー代表/ツボ×ラボ運営者 是永裕次郎です
 

以前のブログでは、

技術だけでは選ばれないこと。

施術者には、技術だけではなく「届け方」も必要だということについて書いてきた。

 

 

今回は、

患者さんは本当は何を求めて来院されているのだろう。

そんなことを考えてみたい。


患者さんは施術を受けに来ているのだろうか

鍼灸師やマッサージ師は、

つい施術そのものに意識が向いてしまう。

どんな技術を使うか。

どの経穴を使うか。

どんな手技を組み合わせるか。

もちろん、

それはとても大切なことだ。

でも最近、

本当に患者さんが求めているものは、

そこではないのではないかと思うようになった。


患者さんが欲しいのは「未来」

肩が痛い。

腰が痛い。

膝が痛い。

もちろん痛みを改善したいという気持ちはある。

でも、

その先には必ず理由がある。

旅行へ行きたい。

孫と元気に遊びたい。

仕事を続けたい。

趣味を楽しみたい。

夜ぐっすり眠りたい。

つまり、

患者さんが本当に手に入れたいのは、

痛みが取れることではなく、その先にある未来なのではないだろうか。


だから話を聞く

自分は施術を始める前に、

生活習慣や普段の様子を聞くようにしている。

「どんなことに困っていますか。」

「本当は何ができるようになりたいですか。」

そんな会話の中に、

施術の目的が見えてくることがある。

症状だけを見ていると、

その人の本当の願いを見落としてしまうことがあるからだ。


小さな変化を積み重ねる

以前から心掛けていることがある。

それは、

最初から大きな変化を求めないこと。

生活習慣を全部変えようとしても、

負担が大きく続かないことが多い。

だから、

「次回までこれだけやってみませんか。」

そんな小さな提案をするようにしている。

そして、

次回来られた時に一緒に振り返る。

その積み重ねが、

患者さんの未来を少しずつ変えていくのだと思っている。


技術の本当の価値

鍼灸やマッサージの技術は、

とても大切だ。

でも、

技術そのものが価値なのではない。

その技術によって、

患者さんが望む未来へ近づけること。

そこに、

本当の価値があるのではないだろうか。


「治す」ではなく「叶える」

最近は、

施術とは、

痛みを取ることだけではないと思うようになった。

患者さんが、

もう一度旅行へ行けるようになる。

笑顔で仕事ができるようになる。

家族との時間を楽しめるようになる。

そんな未来を一緒につくることも、

施術者の大切な役割なのだと思う。


最後に

技術を磨くことは、

これからも続けていきたい。

でも、

その技術は誰のためにあるのか。

その施術によって、

患者さんはどんな未来を手に入れられるのか。

そこまで考えられる施術者でありたいと思う。

患者さんは、

施術を受けに来ているのではない。

自分らしい人生を取り戻すために来ている。

そう考えると、

施術の価値は、

痛みを和らげることだけではなく、

その人の未来を支えることにあるのかもしれない。

ツボ✕ラボも、

技術を磨く場所であると同時に、患者さん一人ひとりの未来を考えられる鍼灸師・マッサージ師が育つ環境でありたいと思っています。

 

ツボ×ラボは頑張る鍼灸師マッサージ師を応援します

投稿者プロフィール

株式会社QVファクトリー代表/ツボ×ラボ運営者
是永裕次郎

「挑戦したいのに踏み出せない人をなくしたい」という想いから、ツボ×ラボを運営。
鍼灸師・施術者の独立や成長を支えるため、業界の課題やリアルな現場の情報、実践的な考え方を発信している。