手放したからこそ、見えた景色がある
― ツボ×ラボ開設ストーリー 続編 ―
鍼灸師・施術者の挑戦を支える活動と情報発信を行っている
QVファクトリー代表/ツボ×ラボ運営者 是永裕次郎です
以前のブログでは、
視野を97%失ったことで人生が終わったと思ったこと、
そして、その先にツボ×ラボという新しい挑戦が生まれたことを書いた。
振り返ってみると、
そこには一つ共通していたことがある。
それは、
「手放す」ということ。
人は、失うことを怖がる
人は基本的に、
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今あるもの
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慣れた環境
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今までの価値観
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人間関係
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自分なりの正しさ
を守ろうとする。
それは自然なこと。
なぜなら、そこには安心感があるから。
でも人生の中では、
何かを得るために、
何かを手放さなければいけない瞬間がある。
自分が今までいた世界
自分がこれまでやってきた仕事の多くは、
ある意味「マニュアル」が存在する世界だった。
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基準がある
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正解がある
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その通りにやれば評価される
-
守るべきルールがある
もちろん、それは大切なこと。
決められたことを正確に行う力は、
社会の中で必要な能力だと思う。
そして、そこにはある程度の「守られている感覚」もあった。
鍼灸マッサージ業界で感じたこと
でも、鍼灸マッサージ業界に入って感じたのは、
「あれ?マニュアルがない」
ということだった。
もちろん、
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解剖学
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生理学
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東洋医学
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各種理論
そういったベースはある。
でも最終的には、
自分で考えて施術を組み立てる必要がある。
患者さん一人ひとり違う。
正解も一つじゃない。
その時、自分の中で強く感じた。
他責では通用しない世界
「これは今までの感覚ではできない」
そう思った。
マニュアル通りでは通用しない。
「誰かがこう言ったから」ではなく、
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自分はどう考えるのか
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なぜそうするのか
-
どう責任を持つのか
そこが問われる。
つまり、
他責では成り立たない世界。
手放す必要があったもの
だからこそ、
今まで自分が「正しい」と思っていたことも、
必要に応じて変えていく必要があった。
時には、
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過去の成功体験
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古い価値観
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守ろうとしていたもの
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人との関係性
そういったものさえも、
手放す必要があった。
自分の場合、それを受け入れやすかった理由
自分の場合は、
視野を97%失った。
この出来事が大きかったと思う。
正直、あそこまで強制的に環境が変わると、
「今まで通り」は無理になる。
だから逆に、
新しい価値観を受け入れやすかった。
変わらざるを得なかったから。
今では「良かった」と思える
もちろん、当時は苦しかった。
怖かったし、悔しかった。
でも今は、
あの経験があったからこそ、
今の自分があると思っている。
だから不思議だけど、
今では良かったとさえ思える。
でも、多くの人は「手放す痛み」を経験する
一方で、
大きな転機を経験していない人にとっては、
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新しい価値観を受け入れること
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今まで大切にしてきたものを手放すこと
これは本当に苦しいと思う。
なぜなら、
それまでの自分を否定するような感覚になるから。
でも、その先には新しい景色がある
ただ、伝えたいことがある。
手放すというのは、
「失うこと」だけではない。
空いたスペースに、
新しい価値観や出会いが入ってくる。
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新しい人間関係
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新しい働き方
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新しい考え方
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新しい可能性
それらは、
古いものを握りしめたままでは、
入ってこないこともある。
最後に
人生は時々、
「変わること」を求めてくる。
でもその時、
一番苦しいのは変化そのものではなく、
「今までの自分」を手放すことなのかもしれない。
だけど、
その先には必ず新しい景色がある。
自分はそれを経験してきた。
だからこそ今、
もし何かを手放せず苦しんでいる人がいるなら、
その先にある新しい価値にも、
少しだけ目を向けてみてほしいと思う。
手放したからこそ見える景色は、
確かに存在する。
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投稿者プロフィール
QVファクトリー代表/ツボ×ラボ運営者
是永裕次郎
「挑戦したいのに踏み出せない人をなくしたい」という想いから、ツボ×ラボを運営。
鍼灸師・施術者の独立や成長を支えるため、業界の課題やリアルな現場の情報、実践的な考え方を発信している。
