3週間。
運動が仕事だから仕方ないがそれまで、一日も休まずひたすら運動はしていた。
入院して
熱が下がってからは
手の手術の回復のみだったので、傷が治るまでひたすら何もすることがない。運動も病院の階段の上り下りくらいしかしていない。
なにもしてないし、3食出てくるご飯も食べて、コンビニで好きなものを買って食べて、それでもなぜか7から8キロくらいの痩せてしまった。
退院して、好きなものを食べても
まだまだ痩せた。
病気なのだから仕方ないと思ったけど
ガリガリでヤバそうなので、なんとか食べ続けた。
でも、痩せた。
どゆこと?
で、動かなかった指が少し動くようになった頃
ちゃんとした筋トレを始めた。
そんな時、
ある日、なんか音がしたように感じだ。
エネルギーのシフトが変わった音だ。
それまでケトン体代謝だったのが
ブドウ糖を代謝し始めた音。
実際には聞こえたわけではないが、
音がするほどはっきり切り替わったのが分かった。
歩くのも、しゃべるのも一気に楽になった。
あー、入院前の人生では、糖質を取らないで運動して
今まで身体は大変だったんだなって分かった。
その日を境に
機会があるごとに体重を測ると
ドンドン増えていった。
なんと、5ヶ月間でおよそ15キロ。
ありえん。
でも、増えた。
で、どんだけ太ったかって言うと
それが不思議と筋トレ効果だと思う。
たとえば、筋トレしないでお腹だけとか
足だけやたら太くなったら
太ったね、ってわかりやすい。
でも、内臓を含め、全身に全体に脂肪が乗っているので身体に厚みがあるが、
見た目、そんなに分からない。
とはいえ、本人は鏡を見るのが嫌なほどわかるのだけれど、
他人には、まぁ、ちょっと丸くなったかね?程度らしい。
まさに筋トレ効果だ。
ダイエットして、5キロとか減ってもあまりシルエットが変わらないと
大デブが小デブになった感じになるのは
筋肉のつき方や、脂肪のつき方が変わらないからだろう。
筋トレをして筋肉のつき方を変えながらダイエットをしないと相当ガリガリにならないと痩せて見えない。
私の場合は、筋トレして筋肉をつけての増量なので
全体的に脂肪が乗っている。まんべんなく15キロ。
とはいえ、
そもそも、太るの恐怖症の私がこれをどう受け止めたらいいか、
心が行ったり来たりする。
ほんとーに、行ったり来たりする。
そのときは、筋肉女子のユーチューブを見る。
うん。
これでいい。
そう言い聞かせる。
ガリガリで、またいつ病気になるかわからない日々よりいいだろう。
ほんとは、いやだけど、
もうやるしかないー。
人が振り返るほどのムキムキになってみせる。