5/11 福岡県学生アイスホッケー選手権大会 決勝戦 vs福岡大学 | 九州大学アイスホッケー部の日々

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5月11日 福岡県学生選手権 決勝

皆さんこんにちは。♯7 主将の田中です。
まずは現地まで応援に来てくださった皆さん、インスタライブにて応援くださった皆さん、遅い時間にもかかわらず応援していただきありがとうございました。

3月に選手権を終え、守備面と攻撃面での様々な課題に衝突し、この1か月と少しで多くのことを改善しようと試みました。でも結果はPSで福岡大学さんに負けてしまい、2位となってしまいました。何よりの問題はやはり得点力、2試合で合計60本シュートを打って3得点。結果だけ見たら選手権の時と変わっていません。でもこれに関して僕はあまり悲観していません。内容は格段に良くなっているし、成長が明らかに見える人もいる。得点力に関してそう簡単に上がるものでもないし、要因はDF・FWに均等にあるということが分かっただけでも成長です。

ところで、最近は昔に比べて主将として悩むことが減ってきました。というのもいろんな人の考えに触れてきたから自分の中でその悩みを昇華できるようになったからです。でもホッケーのプレーに関しては別です。何が正解で何が不正解なのか正直わかっていません。というかホッケーに正解とか不正解とかないような気がします。チームやレベルによって戦い方とかは違うし、それぞれのチームにはその年々の『色』があるからです。
そういえばこの前面白い話を他の部活の主将から聞きました。その話は、過去に自分の考えをチームに浸透させ、チームを根本から変えた経験があるとのことでした。その話の中にはその人のたくさんの『考え』に基づいた経験談があり、それは周りを美しく巻き込むものでした。僕はその人から主将としての自らの『色』というものを感じました。そしてそれが輝かしく見えた。そこでぼくは気づいたのです。

僕には明確な『色』がない、と。

そして九大アイスホッケー部にも主将として自分の色を出せていないことにも気づきました。僕はタイプでいうとたくさんのことにチャレンジしてたくさん遠回りして結局いくつかの選択に落ち着くといった人間で、主将という仕事においてもたくさんの主将から多くのことを学びたくさんのことにチャレンジと失敗を繰り返しています。これはよく言えば柔軟で新たなことにチャレンジできる良い性格 と言えますが、悪く言えば 自分の中に明確な芯がなくこれといった強い意志がない ということです。まさにこれこそ『色』がないことだなあと思いました。
だからこの試合は意地でも自分の色を出してやろうと思いました。たくさんのことを考えるんじゃなくて、心の思うままにみんなに伝えたいことをノートにかき出しました。そしてそれをミーティングで伝え、試合では体現して見せようと思いました。
僕が考えたチームの色というのは、

『アイスホッケーを真に楽しむ』

ことです。自分が一番プレイヤーとしてうまくなる時はやっぱりアイスホッケーを心から楽しんでいるときです。心から楽しむってのにもいろいろあるとおもうけど、個人としてはやっぱりうまい人を止めたときとか、かっこいい得点を決めたときとか、練習成果が出たときとかだと思います。そしてチームとして一番楽しい瞬間は、全力でホッケーをして、試合に勝った時だと思います。僕はそのためなら自己犠牲もきついことも頑張れるな、と。だからこれを体現しようと頑張りました。試合結果はうまくいかなかったけど、まだこれから全然やれることはあると試合で感じることができたから、なんか初心を思い出したような気がしました。

『ホッケーを楽しむ』ことで僕らにはまだまだ伸びしろがある。それは部員全員にも伸びしろがあるし、幹部にも伸びしろがあるし、主将にも伸びしろがあるし、もっと上にもです。

だから、これからもう一段ギアをあげて頑張りたいと思います。それと、九大先導研山内研でも研究を頑張ります。

田中