帰宅すると、やっぱりケイトさんの姿はありませんでした。
最近はというと、ゲームセンターやパチンコに出かけて、なかなか帰ってこない日が続いていて…
「またパチンコかなぁ」と思いながら、
「ご飯食べて帰ってくる?」とLINEしてみたけど、既読にならず。
前だったら不安でいっぱいになっていたけど、
共依存に気づき始めた私は、「気にしない練習中」です🍃
夜の7時半ごろ、
ほろ酔いで帰ってきたケイトさんの手には、コンビニのおでんとチャーハン。
「ぶらうすが居る間は、俺が食事の用意するから」
そう言ってくれたけど…
食事が始まると、急に上司への恨みごとが止まらなくなって。
「あ、結構飲んできたんだな」って感じた私は、
波風立てないように、相づちを打ちながらただ聞いていました。
食べ終えると、彼はそのままぐっすり。
…ゲームとパチンコで疲れちゃったのかもしれないね。
しばらくして目覚めた彼が、ぽつりと言ったひと言。
「休職中に仕事しちゃダメかなぁ。遊んでも飲んでも、つまんないんだよなぁ」
その言葉を聞いた瞬間、
「この人が本当に求めてるのは“居場所”なんだ」って、心にストンと落ちた。
そして夜10時を過ぎた頃、私がお風呂に入っていたら、
「考えたいことがあるから出かけてくる。先に寝てていいよ」って声が。
努めて明るく「はぁい」と返したけど、
玄関のドアが閉まる音が、なんだか胸に響いて…
「誰と飲むのも、どこに行くのも、ケイトさんの自由」
—そう自分に言い聞かせる私がいました。
『楽しく仕事がしたい。』
それがケイトさんの本音なのは、わかってる。
でも、気に入らない人がいるとすぐに職場を飛び出してしまう。
それって、自分で居場所を手放してることなんじゃないかな。
私が何か言っても、きっと変わらない。
本人が自分で気づかない限り、同じことの繰り返しなんだと思う。
私は待つしかない。
だけど、もう巻き込まれたくない。
彼の仕事のことも、お酒のことも、私が背負うものじゃない。
私は私。
もう、後始末はしない。
そう決めました。
なぜなら、私自身をこれ以上傷つけたくないから。
そして、経済的にもしっかり自立したいって心から思ったから。
「経済的自立」—私の新しい一歩。まずはそこから。
この頃の私は、ようやく“共依存”という言葉の輪郭が見え始めた時期でした。
もしあのとき、誰かに相談できていたら、何か変わっていたのかもしれません。
でも当時は心も生活もボロボロで、
冷静な判断なんてできる余裕、どこにもなかった。
助けの求め方もわからず、
「このまま共倒れになるんじゃないか」って、毎日不安に押しつぶされそうだった私。
そんな中で、かすかに見つけた希望が「自分で立つこと」でした。
それだけが、あの頃の私にできた、小さな一歩だったんです🌱