【第3回】英語を「前から理解する」とはどういうことか?——構造と処理の関係 | ニッポンを元気にする英語!

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日系企業で計4回10年超の海外生活を経験(注:その後外資系企業を経て独立起業)する中で、世界における日本のプレゼンスが年々落ちてきていることに強い危機感を覚えています。英語学習に資する情報発信を通し、少しでも日本人の実用英語力の底上げに貢献できれば幸いです。

※「英語脳」習得の仕組みを科学する(全5回シリーズ)

前回は、

 

「英語は前から意味が積み上がっていく言語である」

 

という点について見てきました。

 

今回は、

 

👉 「前から理解する」とは具体的にどういうことなのか

 

を、もう一歩踏み込んで考えてみます。

 


「前から読む」とは何をしているのか?

「前から読む」というと、

 

単に“順番に読む”ことのように感じられるかもしれません。

 

しかし実際には、

 

👉 意味を確定させながら読み進める

 

という処理を指しています。

 


英語の理解はどのように進むのか?

英語は、

 

👉 主語 → 動詞

 

の時点で、文の骨格がほぼ決まります。

 

例えば、

 

"I met a man yesterday."

 

この文であれば、

 

I met の時点で「私は会った」という意味が確定し、

 

その後に

 

👉 「誰に会ったのか」
👉 「いつ会ったのか」

 

といった情報が付け加えられていきます。

 


「構造」が分かると何が変わるのか?

ここで重要になるのが、

 

👉 文の構造(骨格)

 

です。

 

構造を捉えることができると、

 

・どこまでで意味が一区切りか
・どの情報が追加説明なのか

 

が自然に見えてきます。

 

その結果、

 

👉 戻らずに理解できるようになります。

 


多くの人が難しく感じるポイント

例えば次の文を見てみてください。

 

"I met a man yesterday who was talking with my teacher."

 

この文では、

 

「who」以降の部分で一度止まってしまうことがよくあります。

 

しかし、

 

👉 「I met a man」で一度意味を確定させる

 

という処理ができていれば、

 

その後の who 以下は

 

👉 「その男性についての追加情報」

 

として自然に理解することができます。

 


ここでのポイント

このように、

 

👉 「どこで意味を確定させるか」

 

を意識することが、

 

前から理解するための重要なポイントになります。

 


文法との関係

ここで改めて強調しておきたいのは、

 

👉 文法知識そのものが重要である

 

という点です。

 


文の構造を捉えるためには、

 

・主語と動詞の関係
・修飾の仕組み
・関係詞などの働き

 

といった文法知識が不可欠です。

 

一方で、

 

👉 その知識を「処理」として使えるかどうか

 

によって、理解のスピードや正確さが大きく変わってきます。

 


まとめ

英語を前から理解するとは、

 

👉 構造を捉えながら
👉 意味を段階的に確定させていくこと

 

です。

 

これは特別な能力ではなく、

 

👉 誰でも身につけることができる「処理の技術」です。

 


最後に

ここまでで、

 

「処理」という考え方の全体像が見えてきたと思います。

 

次回は、

 

👉 この処理をどのようにトレーニングしていくのか

 

について、具体的に見ていきます。