※「英語脳」習得の仕組みを科学する(全5回シリーズ)
なぜ、こんなに勉強しているのに英語が読めないのか?
「単語も覚えた」
「文法も一通りやった」
「問題集もこなしている」
それなのに——
・英文を読むのに時間がかかる
・リスニングが追いつかない
・長文になると急に苦しくなる
こうした声は、決して少なくありません。
実際、私自身もかつて同じ壁にぶつかりましたし、これまで多くの学習者の方々からも同様の相談を受けてきました。
問題は「知識不足」ではない
こうした状況に対して、多くの場合はこう考えられます。
「もっと単語を覚えればいい」
「もっと文法を固めればいい」
「もっと音声に触れればいい」
もちろん、これらはすべて重要です。
しかし、それだけでは根本的な解決にならないケースが非常に多いのです。
本質的な違いは「処理の仕方」にある
英語が読める人・聞ける人は、頭の中である共通の処理をしています。
・文を前から理解している
・構造を瞬時に捉えている
・意味を「組み立てながら」処理している
つまり、英語を「翻訳」していないのです。
日本語と英語は「処理の順番」が違う
日本語は、文の最後まで聞かないと意味が確定しない言語です。
一方、英語は
👉 前から意味が確定していく言語
です。
この違いが、英語理解の難しさの大きな要因になっています。
多くの学習者が陥る状態
多くの場合、
👉 英語を「日本語の順番で理解しようとしてしまう」
という状態になっています。
これでは、
・読むのが遅くなる
・リスニングが追いつかない
のは当然です。
では、どうすればいいのか?
必要なのは、
👉 英語を英語の語順のまま処理する力
です。
そのためには、
・文の骨格を捉える
・動詞を中心に構造を理解する
・後ろに続く情報をそのまま積み上げる
といった「処理のトレーニング」が不可欠になります。
文法学習は「無意味」なのか?
ここで誤解していただきたくないのは、
👉 文法学習そのものが問題なのではない
という点です。
むしろ、
👉 文法は英語理解において非常に重要な基盤です
ただし、その知識が
👉 「実際の処理」に結びついていない
ケースが多いのです。
これから必要になる視点
これからの英語学習において重要なのは、
👉 「何を知っているか」ではなく
👉 「どう処理できるか」
です。
最後に
もし、
「こんなに勉強しているのに、なぜ読めないのか?」
と感じているのであれば、それは決して能力の問題ではありません。
👉 処理の仕方を知らなかっただけです
そして、その処理はトレーニングによって身につけることができます。
英語は、
👉 正しいやり方で取り組めば、必ず変わります!
次回は、
👉 「なぜ英語は前から理解できるのか?」
について、さらに具体的に解説していきます。