学校英文法では口語表現の説明が付かない! | ニッポンを元気にする英語!

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日系企業で計4回10年超の海外生活を経験(注:その後外資系企業を経て独立起業)する中で、世界における日本のプレゼンスが年々落ちてきていることに強い危機感を覚えています。英語学習に資する情報発信を通し、少しでも日本人の実用英語力の底上げに貢献できれば幸いです。

【東京オリンピックまで:あと526日】

 

現在の日本の学校で学ぶ英文法(注:以下「学校英文法」と略す)には大きな制約があり、「口語的な(=日常会話)表現」のほとんど(なんと75%!)を理論的にうまく説明することができません。必然的に、学校英文法で説明できないものは、学校で教えられないか、あるいは、ただただ暗記を強要されるか、のどちらかになります。

 

「句動詞(=基本動詞+副詞/前置詞)」は後者の典型例です。文法的な説明がなされないために、「熟語/イディオム」または「会話の慣用表現」と名付けられて特別扱いされ、英語教育の現場では「とにかく覚えろ!」と言われているのが実態です。

 

その問題は大きく2つあります。一つは「全て覚えるには膨大過ぎる」こと、もう一つは「覚えていなければ、ほとんど理解出来ないし、ましてや自分からは使えない」ことです。

 

実は、英語の口語表現は「非常にワンパターンな語順規則」で使われています。先に「気持ち判断」を言い、続いて「その内容(対象)」を言うだけの、いわゆる「ギャル語順」になっています。

 

この単純な語順感覚をしっかりと体得しさえすれば、口語英語も自由自在に使えるようになるのです。

 

(続く)