【東京オリンピックまで:あと526日】
現在の日本の学校で学ぶ英文法(注:以下「学校英文法」と略す)には大きな制約があり、「口語的な(=日常会話)表現」のほとんど(なんと75%!)を理論的にうまく説明することができません。必然的に、学校英文法で説明できないものは、学校で教えられないか、あるいは、ただただ暗記を強要されるか、のどちらかになります。
「句動詞(=基本動詞+副詞/前置詞)」は後者の典型例です。文法的な説明がなされないために、「熟語/イディオム」または「会話の慣用表現」と名付けられて特別扱いされ、英語教育の現場では「とにかく覚えろ!」と言われているのが実態です。
その問題は大きく2つあります。一つは「全て覚えるには膨大過ぎる」こと、もう一つは「覚えていなければ、ほとんど理解出来ないし、ましてや自分からは使えない」ことです。
実は、英語の口語表現は「非常にワンパターンな語順規則」で使われています。先に「気持ち判断」を言い、続いて「その内容(対象)」を言うだけの、いわゆる「ギャル語順」になっています。
この単純な語順感覚をしっかりと体得しさえすれば、口語英語も自由自在に使えるようになるのです。
(続く)