[BN]「英文法」って後出しジャンケンみたいなものなんです | ニッポンを元気にする英語!

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日系企業で計4回10年超の海外生活を経験(注:その後外資系企業を経て独立起業)する中で、世界における日本のプレゼンスが年々落ちてきていることに強い危機感を覚えています。英語学習に資する情報発信を通し、少しでも日本人の実用英語力の底上げに貢献できれば幸いです。

【東京オリンピックまで:あと814日】

 

英語を母国語としていない我々日本人が英語を学ぼうとする時に「依って立つ」のが英文法です。

 

もしその英文法が「今の生きた英語の成り立ちを説明する能力に著しく欠けている」としたらどうでしょうか?

 

実は、現在の日本の学校で教えられている英文法は、わずか百数十年前に「当時(たまたま)英国で流行っていた文法書」を明治維新後に直輸入したものがほとんど変わらずに伝えられて今に至っているのだそうです。そして、現在使われている「文法用語」は当時の先人たちが工夫/努力して日本語に訳出したもので、残念ながら一部誤訳が混じっているとも言われています。さらには、その「特殊な英文法体系」をいまだに利用しているのは、世界広しと言えど、日本と(一時期日本の占領下にあった)韓国や台湾など、ごく一部の国/地域だけなのだそうです。

 

上記「事実認識」については、私自身が直接調べた訳ではありません(注:後述する西巻尚樹氏からの伝聞にすぎません)ので、ここではその真偽のほどはひとまず置いておきます。

 

でも、仮にもしこれが事実だとしたら・・・

 

※以下は、過去の投稿記事(2017年8月1日付け)からの引用です。

 

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本投稿のタイトルは、私お気に入りの「渡邉英喜さん発行のメルマガ(LineMaster)のとある記事の見出しからの引用です。

 

“つまり、英文法というのは、既にある英語表現についてあとから理論的に解釈し、説明するものに過ぎず、先に英文法ありきで英語表現が生まれるわけではないということです"(上記メルマガより)

 

これは紛れもない「事実」であり、私が本ブログ上でも何度となく強調しているポイントの一つです(例えば下記)。

 

英文法は「便法」に過ぎず!

 

誤解のないように補足しておきますが、私は(きっと上述の渡邉さんも)、決して「英文法軽視」を主張している訳ではありません。むしろその逆で、「英語学習の土台としての英文法」修得の重要性については日々認識を新たにしているところです。

 

ここでのポイントは、(昔の私自身のように)「英文法にこだわっている人ほど英会話が苦手な傾向」があり、英会話を上達させるためには「理論ばかりに捉われず、実際の英会話の感覚・センスを掴むトレーニングをすすんで実践する」姿勢が重要だ、ということなのです。

 

【編集後記】

 

実は、拙著(タイトル:「英会話のクスリ」)では、上記を含む3つの「英会話阻害要因」とそれぞれの「克服法」について簡潔にまとめております。よろしければ、ぜひご一読ください!

 

【編集後記2】

 

「英文法は便法に過ぎない」のであれば、数多ある?英文法体系(syntax解釈理論)の中で、最も「単純化」され、かつ、「例外的説明」が少ないものを学びたいとは思いませんか?※旧来の学校英文法では、説明できない構文が多々あり、それらは全て「例外」として「ひたすら記憶すべきもの」とされているのです。

 

・・・という訳で、「少しでも楽をしたい向き(笑)」には、こちらの英文法体系をお勧めしております!

 

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