今の英語教育について一言! | ニッポンを元気にする英語!

ニッポンを元気にする英語!

日系企業で計4回10年超の海外生活を経験(注:その後外資系企業を経て独立起業)する中で、世界における日本のプレゼンスが年々落ちてきていることに強い危機感を覚えています。英語学習に資する情報発信を通し、少しでも日本人の実用英語力の底上げに貢献できれば幸いです。

※過去のFacebook投稿からの転載です。

英語教育界において「コミュニケーション力強化」の必要性が叫ばれる中、これに反対する意見も少なくありません。

私自身も、「軽薄な」コミュニケーション重視策や英会話「偏重」策には反対しています。しかし、私が主張したいのは「適正化」なのです。

中学~高校の6年間、主要科目として英語を学んでもなお、ほとんどの人が英語を話せるように(いまだ)なっていないのは「絶対におかしい」と私は思います。

6年間ひたすら学校カリキュラムに沿って勉強し、「英語」を大学受験のポイントゲッター(最得意科目)としていた私の場合でも、会社に入って週一回の英会話レッスンを受けるようになるまで、英語が「『まったく』聞けない、話せない」状況でした。

ちなみに、社費留学準備で何回か受験したTOEFL(当時はペーパーベース)でも、3つあるセクション(Reading, Grammar, Listening)のうち、前2者は満点(67点)もしくはそれに近い点が取れていましたが、Listeningだけはいつも50点前後をさまよっているような有様でした。以来、必要がないのでTOEFLは受験していませんが、Listeningに対する苦手意識(トラウマ)はしばらく残っていました。また、試験項目になく準備を怠っていたSpeakingに対する苦手意識はListeningどころではありませんでした(苦笑)。

当時の私のような「偏った英語力」を持つ学生は極端な例なのかも知れませんが、今の教育現場もそれほど大きくは変わっていないのではないでしょうか?

それを「十分に適正化」する程度の「コミュニケーション重視策」はあるべきというのが、私の主張なのです。

※「英語資格五冠」を取った今でも、私の英語力の基礎はReadingとGrammarにあると確信していますので、その教育の価値を否定するものではありません。要は、「バランスが大事」だということです。このことは、これからの「グローバル化社会」で生き抜くのに必要最小限の英語力を学生に身に付けさせるために必須であると私は思います。



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