少なくとも、かつて(米国ビジネススクールに入学した頃)の私自身がそうで、いわゆる「ナチュラルスピード」にこだわって話そうとしていました。
実は、これにはもう一つ、「思い付いたことや覚えていることを、忘れないうちに全て吐き出したい」という「裏事情」もありましたが・・・。
でも、速く話そうとするあまりミスを多発したり、思うように話すことが出来なくて落ち込んだりすることが多かったのです。
50人ほどのクラスには、米国外の出身者も多くいて、かつ、その大半が「ノンネイティブ」でしたが、やはりビジネススクールに集うだけあって、概ね一様に「ペラペラ」と英語を話していました。
しかし、その中に一人だけ、とても「ゆっくり&しっかり」と英語を話す、とても優秀な、年配の女性クラスメートがいたのです。
ブラジル出身(母国語はポルトガル語)の彼女の話す英語は、極めて論理的で、しかも、文法的にも「パーフェクト」(注:当時の私のリスニング能力でも聴き取れるほど「とてもゆっくり」でしたので;笑)。他のクラスメートも、彼女が話す内容に真剣に耳を傾ける・・・。そんな感じの存在でした。
へえ~、あんなスロースピードでもいいんだ。あれなら、余裕をもって英文を組み立てられるので、「バリバリの日本人」の自分にも無理なく出来るかも知れない。
そして、いつかは彼女のように、「自信をもって堂々と(かつゆっくりと)」英語を話せるようになりたい!
そんな想いを強くしたことを、今でもはっきりと覚えています。
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