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スキルス胃癌で胃を全摘後も大好きな内視鏡を握っている内視鏡医です。
南米ボリビア に子連れ赴任、フランスで料理修業、現在は神人さん講演会で真実を学びながら、毎日を明るく元気に生きていく秘訣をブログで書いています。

今日は53歳の誕生日でした🎂


昨日・今日と沢山の方々から「おめでとう❗️」のメッセージやプレゼントを頂いて、その数たるや、人生で一番多かったかもしれません。

(メッセージを下さった皆さん、どうもありがとうございました🤗)


昨夜、「53歳の目標は何だろう?」と考えました。

毎年のように、「こうなれたらいいな🍀」と思える目標を立てて、実際に叶ってきたように思います。

しかし、「もう目標は要らないな」と思ったのです。


自分を目標達成に向けているうちは、ベクトルは「こうなりたい自分」に向かっているわけで、それじゃあ誰かが幸せになるために自分を活かしてないなと思ったのです。


なのでこれからは、「どれだけ他愛の意識を広げていけるか?」という永遠の目標を掲げて生きていきたいなと思った次第です。

そのためにも日々を笑顔で過ごし、自分の中を喜びで満たしていこうと音譜


先週のこと。


内視鏡検査に来られた常連さん(Aさん)がいらっしゃいました。

この上なく心配性なキャラ(本人談)で、放っておくと思考がどんどんマイナスな方向へ暴走するので、「(暴走を)止めて〜!」とご本人も無意識のうちに思っていたのでしょう、「ズバズバ言って、陽キャラな先生に救われるんです」と話されたことがありました。


検査終了後、相変わらず身体のことをあれこれ心配されているAさんのお話を聞いて、「Aさん、もうちょっと自分の身体を信じたら〜?」と半ば呆れたようなジェスチャーを加えながら声をかけると、『滅相もない!』といった表情で、「信じられないですよ!!」と声を大にして言われたのです。


「そんなに大きな声が出るってことは健康な証拠だよ」と言いたいところでしたが(笑)、思いがけないAさんの言葉に、自分の身体を信頼していない人っているんだと内心びっくりしてしまいました😱


神人さんの講演会で、「肉体は自分ではない。己は異次元存在であり、現次元存在である肉体は己が一番お世話になっている他存在なのだ。だから日々身体を使わせて頂くことに感謝して、大事にする。」と繰り返し聞くうちに、それが自分の中での当たり前の意識になりました。


そんなこともあって、「自分の身体が信じられない」と宣ったAさんの言葉は強烈でしたが、同じような心境の人って案外多いのかもしれないなと、Aさんを通して自分になかった価値観を知らされたような気がしました。


また別の日。


かつての内視鏡検査の常連さんで、その後検査を卒業し、今や“お喋り友達”の人(B君)がいます。

血液の病気を患っていて、「やめた方がいいよ」の私の言葉を振り切って抗がん剤治療を受けていた最中に敗血症になってしまい、「ひどい目にあった😅」と命からがら生還してきた奇跡のような人です。


B君を誘って病院近くでお花見をし、近況報告を聞きました。

これまでも良かれと思うことはB君に勧めて来ましたが、私自身の進化⁉︎と共に“良かれ”が少しずつ変わって来ています。

B君はB君で、私のお勧めの中でやれそうなことをチョイスして続けてくれているわけですが、ノートに綴られた血液検査のデータと睨めっこしながら、「先生が勧めてくれたもの、効いてるような気がするんだよね」と感想を述べてくれました。


「去年の今頃は余命1年と言われたのに、今はまだ生きている。いつまで生きられるか分からないけれど、読みかけの本を片っ端から読破したい」とB君らしい発言の裏側には、おっかなびっくり付き合い続けている身体への愛おしさを感じました。


「ならば!」と、2人で向かった先は私イチオシの漢方薬局✌️

かれこれ1年以上私がこの薬局で買って飲み続けている三七人参という生薬が、B君にもいいんじゃないかと以前に話したことがあったので、一緒に漢方薬局の先生に相談してみようということになったのです。


B君を中医学的な診たてから判断された先生も同意見で、2人に背中を押されたB君はついに三七人参を飲み始めることに!

お値段が張る買い物だけにB君の財布の中身を気にしていたら、なんと新札が何枚も用意されていたという…(笑)❗️


「私のお勧めを本気で飲んでみようと決めてお花見に来たんだな」とB君の生きる意欲と共に、全面的に私に信頼を置いてくれていることを知って、より良いものを選択していく自分であるよう、ますます進化していきたいと心底思いました。


私が誰かのためにしてあげられるのは、自分が経験して得たことを伝えていくこと。

経験あってのことだから、自分の言葉で語れる。

B君に対して「これいいよ!」と言えるのは体験あってのことだし、Aさんのように「自分の身体が信じられない!」っていう人もまた自分の体験でもって語っている言葉だから嘘とは思わない。だから否定もしない。


でも出来ることなら、AさんはAさんの身体に感謝して大事にしていって欲しい。

そうなれるような言葉選びをして、分かりやすく明るく伝えていくことが私が出来ることなんだろうなと。


「他愛を広げるってそんな身近なところから…」なんだなと、愛し愛される人の輪に、ただただ感謝の53歳なのです🌸



メイちゃんとお誕生日の記念写真🎊