命の時間 | 新地球時代を生きよう!Dr.恭子の元気が出るブログ

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スキルス胃癌で胃を全摘後も大好きな内視鏡を握っている内視鏡医です。
南米ボリビア に子連れ赴任、フランスで料理修業、現在は神人さん講演会で真実を学びながら、毎日を明るく元気に生きていく秘訣をブログで書いています。

昨日のブログで、『LAST HOPE』自主上映ウラ話を書くお約束をしましたが…。


今日は心に残る2人の患者さんに出会ったので、心の感触を忘れないうちに書こうと思います🍀


お二人とも70代女性の方。歳を重ねながら、しっかりと生きていらっしゃる感じが佇まいから伝わるお二人でした。


最初にお会いしたAさんは、ちょっとお話しただけで面白い感性を持っているなと感じる方でした。


話の流れから、「自分の人生なんだから、面白いことを沢山見つけて、楽しまなきゃ😉」とAさんを勇気づけるように話したら、Aさんが「私ね、命の長さって大体決められているものだと思うの。私みたいに残りの時間が短くなると、(梱包材の)プチプチを毎日1つずつプチッと潰しているように感じるわ。どこがプチプチの終わりか分からないけど、そんなことを意識するの。若い頃は考えもしなかったけれど。」と語られました。


すると急に、“今生の命の時間が決められているけれど、実は魂は来世に繋がって永遠であること、そして未来はどんどん良くなっていく”ことを、Aさんに伝えたくなりました。


そこで、「Aさんが今度生まれ変わって来た時には、今よりうんといい未来になってるよ。これからどんどん良くなるからね🍀」と話したら、満面の笑みで「そうよ❣️だから私、今を一生懸命生きてるの🤗」と嬉しいお返事が。


病院の一室で来世を語り合う医者と患者って滅多にない光景ですが(笑)、分かり合えるって嬉しいなぁと感じました。


そして、もう一人の70代女性のBさん。


Bさんは昨年12月に肺癌が見つかって紹介先の病院を受診したものの、手術をするのは難しいと言われたそう。現在は2クール目の抗がん剤治療が終わったところだと話されました。

幸い副作用はあまり感じてなくて、これまでと変わらない生活を送っているとのこと。しかし、命の時間とじっくり向き合っているのは一目瞭然で、話をするたびに目尻にじんわりと涙が滲んでいました。


肺癌と診断されてから今に至るまでの間、いろんなことを考えた挙句にたどり着いたのが、「自分は癌と共存して生きていく」ことだそう。

一日一日を大切に過ごしている重みが込められた言葉でした。


そこで、「癌も自分の細胞の一部だからね、ちゃんと共存出来ますよ。抗がん剤の治療がしんどくなったら、主治医の先生に「辛い」って正直に言うんだよ。我慢しないようにね。」と伝えました。


私の言葉から何かを感じ取ってくれたBさんは、内視鏡室を出た後くるりとこちらの方を振り返って、しっかりと私の目を見つめて下さいました。私も満面の笑みで「元気でねっ!」の言葉と共に、ありったけのパワーを送りました。


病院で働いていると、“私”を必要として、その日そのタイミングでやって来られたなと感じる方がいらっしゃいます。

本当はその日にお会いする患者さん全員がそうなのでしょうが、その中でも特別何かを求めて来られたなと感じるのです。


現在の腐った⁉︎医療界に辟易としている人が多いのは事実でしょうが、それでも私は病院が好き❤️

なぜなら、病院にいるからこそ出会える人がいて、私を必要とする人たちに元気になって欲しいから🍀


たったそれだけのモチベーションが、私を元気にしてくれるのです🤗



コーヒースタンドで見つけた猫さん😸