昨日のブログで、「人間は現次元存在である肉体を借りている異次元存在(霊人)なのだ」と書きました。
このセンテンスだけを読むと、神人さんのことをご存知ない人は「???」となるかもしれません😆
もう少し分かりやすく説明すると、自分の正体は『霊人』で、『肉体』はこの地球で活躍するために借りているということ。
『借り物=自分のものではない』けれど、自分にとっていちばん身近な存在なので、何よりも大事に扱わなきゃいけないものなのです✨
そのイメージを、自分が大切にしている花に例えてみると…🌷
花を育てるには適度な日当たりや水、風通しなど、いろんな条件があります。花の状態も日々違うから、その時々に見合ったお世話が必要になりますよね。
つまり、人の身体もそれと同じじゃないかなと😉
今日は、病院で仕事の日でした。
朝一番に胃カメラの検査に来られた患者さんは、胃が痛くて検査に来られた50代後半の女性で、学生時代に十二指腸潰瘍で穿孔(穴があくこと)一歩手前だったそうです。穿孔しかけた後、1ヶ月以上入院して治療をしたと話されてました。
その話を聞いた時、「相当深い潰瘍だったんだな、とても我慢強い人なんだな」と思いました。
いざ検査を始めてみたら、十二指腸潰瘍の傷跡が大きく残っていて、傷跡周辺にも軽い炎症がありました。
「きっとこの方は、疲れやストレスが溜まると、古傷が痛むかのように十二指腸潰瘍が痛むんだろうな」と想像しました。
自分の身体を大好きな花に例えたなら、大事な花を枯らしたくないし、綺麗に咲かせたいから一生懸命手入れするでしょう。
ところが自分の身体となると、絶対的に後回しにして、それを美徳とまで言わなくとも、無理を強いるのが当たり前に思っている人が多いのではないでしょうか?(←私も例外ではないのですが…😅)
そして。
この患者さんの検査が終わった後、「ストレスや疲れが溜まると、古傷が痛むんですよ。それは『無理してるよ〜!』という身体のサインだから、ちゃんと労ってね。胃薬を日常的に飲んでしまうと、そのサインが分からなくなるからお勧めしないよ。本当に困った時だけにしてね。」と説明しました。
その話を聞いた患者さんは、「癌家系なので、癌じゃないかと思ってた。よかったです。」と話されたので、「ある意味、古傷が痛むのは癌以上に厄介かもしれないよ。なぜなら身体との付き合い方を変えない限り、無理したら古傷が痛むのはこの先もずっと続くんだからね。」とお話をして終わりました。
受け止め方は本人次第ですが、私自身が『自分の肉体は自分の物ではなくて借り物なのだから、一番大切にしなければいけない存在』と思えるようになったお陰で、患者さんへの説明や対応が変わったのは確か。
患者さんにとって、「自分の身体が愛おしいな、大切にしたいな」と感じられるきっかけ作りが、長〜い医者人生を経て、ようやく出来るようになったような気がしています🍀
お友達大好き💕