心中しきれなかったことが直接の原因ではないけど、私と由美子は何度も離れかかった。



 一度目は、いつものように「死にたい」というメールを受け、彼女の家に駆けつけると、突然水の入ったペットボトルを足もとに投げつけられ、挙げ句はガラスコップを投げつけられました。そのターゲットは家族とはいえ、恐ろしい思いをしました。ボーダーラインの人たちは、言葉で怒りを表すというより、行動で怒りをぶつけるみたいです。何度か、見ず知らずの他人を殺したくなったということも聞きましたし、歯医者の待合室で子供が騒いだりすると、「このガキ・・・・・」と思ってしまうらしいです。


 

 二度目は、玄関に駆けつけただけなのに、「ストーカー」扱いされ、由美子が警察に電話をするものですから警官二名が駆け付け、彼女と私双方から事情聴取され、結局は無罪放免となりました。



 三度目は彼女の父親と親しく私が話していると、「わたしの家族と親しくしないで」と怒りをぶつけてきました。「仲良くしてあげて」というものだから親しくしていたのに逆のことを突然言われ、戸惑いました。



 そういったことが、まだ他にもあったのですが、その度に「二度と会わない」と言われ続けました。しかしながら、腐れ縁というか、勤務先の上司ということもあり、細々と関係を続けました。ソーシャル・ネットワーキングサービス(SNS)などにも参加して、交流をしていました。



 最終的には二、三日前、きっぱり別れるのですけど、債権者、債務者の関係は残るわけですから、付き合いは残ることでしょう。そもそも、私がお金を貸す時に、「金の切れ目は縁の切れ目というからね」と言っていましたが、その通りの結果になってしまいました。ずっと、彼女に対しては我慢してきましたが、はずみから「金、返せ」と言ってしまい、終わりになりました。



 これでこのブログも終わりと思われるでしょうが、まだ、少し書くことがあるので、続けます。

 自分の車に練炭と七輪を積んで当てもなく車を走らせました。



 由美子は最後を覚悟していたのか、最後に最愛の彼にメールを送り、親しい女友達に別れの電話を車中でし続けました。当然のことながら女友達はあらゆることを言って引き留めようと必死な様子でした。しかしながら、由美子は涙で顔をいっぱいにしながらも決意は固く、気持ちは変わらないようでした。何十分経った頃、彼女の携帯の電池は切れ話は終わりました。



 結局、場所が決まらず、家の近くの公園に車を止めました。そこで実行ということとなりましたが、割と練炭というののもビニールテープで空気が漏れないようにふさいだり、面倒なんですね。それでやめました。計画性もなかったのですが、私自身流されるタイプですが、根底にそんなことしたくないという気持ちがあったのかもしれません。そんな本音を見透かされたのか、それ以来、彼女との距離が遠くなったような気がします。



 ボーダーライン(境界性パーソナリティ障害)の人は未遂に終わることが多いと聞きます。見捨てられ不安を解消したいとするあまり、意識的、無意識的にせよ、引き留めるために自殺、自傷などを繰り返し、結果的に命を落とすこともあるでしょう。それに加え、由美子の場合は子供の頃から希死観念が強く、今までも何度もしているし、私と心中ごっこをした後も、単独で練炭自殺を企て失敗しています。実はこれを書いている現在も連絡が取れず、どうなっているのか分からない状態続いています。



 少しばかり経済的な支援をしていましたが、全部彼にあげていたようです。その彼というのが、奥さん、子供もいて働かない前科のある男性というのが、由美子を悩ませている原因かもしれません。とすると、お前はなんだと言われるかもしれませんが、私は何なんでしょう?自分でもわからなくなります(笑)