【14】より続く。
これは間違いなく、何かがある局面だ、あの先に。
果たして何がある?
バクバクしながら岩を回り込んでみたら…
おおおおおぉー!!
そこにあったのは、狭くて高い、切り通し!美しい…!
橋から続いてきた古めかしい護岸は、まんま軌道跡の土留めだったのではないか。そして、中小屋谷と大塔川を隔てる岩嶺がもっとも薄くなるピンポイントを突いた切り通し。
これは間違いなく、かつての林鉄軌道跡だろう。林鉄が林道に置き換えられる際に、先ほど見えた隧道がショートカットルートとして新たに穿たれ、往時のままに切り通しが残されたのだと思われる。状況的に。
それにしても、この高さ!
切り通さずに隧道となっていてもおかしくない、実に堂々たる土工だ。
切り通し半ばから、振り返り。
向こうに見えているのは、中小屋谷橋(仮)である。
そして向き直った景。
落石もほとんどない、極上のコンディション。ほんと、これを見つけたのには感動したし、まさにこの日のハイライトだった。
帰ってから調べてみたが、ネット上でこの切り通しを紹介しているレポートは見つけられなくて(現在はある)、さらに嬉しさ倍増したものだった。
そして抜けた先は、
大塔川本流に沿った断崖の上。
振り返り。
まさに直角に、切り通しへとつながっているのがわかる。
ちなみに左手前に写っているのは、いにしえの火鉢みたいな、謎な物体がふたつ。なんだろう?
そして毎度おなじみ、蜂洞。
どこにでもある、そして設置されてる現場も見たことないやつ。
まあ正直、
軌道跡鑑賞的にはないほうがよかったけど。それにしてもきれいに残ってるな、軌道跡。
そして、林道へと接続。
このへん、ひときわ狭いな。軌道跡としては狭すぎるので、少々崩落してしまったものと思われる。
こうして、隧道を通らずに切り通しを経由して、
反対側へと到達した。このくらい離れると、もはや軌道跡が分岐していることも全然わからなくなる。
こうして、この「大塔川遡上の旅」において初めて、純粋な軌道跡をしっかりと堪能できたのだった。最高の気分でやんす~。
【16】に続く。










